松本まりか、結婚の兆しは?「お金持ちと結婚してラクにとは一ミリも思わなかった」

松本まりか、結婚の兆しは?「お金持ちと結婚してラクにとは一ミリも思わなかった」

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  • 更新日:2021/05/12
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松本まりか [撮影/写真部・戸嶋日菜乃、衣装協力/ロキト]

一昨年のドラマ「ホリデイラブ」での怪演ぶりが話題となり、ブレークした女優、松本まりかさん。現在は「最高のオバハン 中島ハルコ」(フジテレビ系)に出演していますが、その原作(『最高のオバハン』シリーズ)を手がける作家・林真理子さんと対談を行ないました。林さんが松本さんの素顔に迫ります。

【松本まりか 自分を「女性ウケもよくない。ナメられやすいタイプ」】より続く

【林真理子さんとのツーショット写真はこちら】

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林:いま36歳でしょう? お金持ちと結婚してラクになろうとか思ったことはなかったですか。

松本:それは一切思わなかったです。一ミリも思わなかったですね。

林:へぇ~、そうなんだ。

松本:仕事はほとんどなくて、お金もギリギリでしたけど、自立心がすごく強くて、男の人に依存するのがイヤだったんです。私は旦那さんを支えるタイプでもなくて、自分がやりたいこと、つまり演技がしたいということ、それが実現できない限り、男の人ともうまくいかないと思うし、子どもも絶対産めないと思いました。子どもはいずれ産みたいし、育てたいと思ってるんです。でも、私がちゃんと仕事をして稼いで、自分の足で立っているという状態にならないと、子どもはお母さんを尊敬してくれないし、育たないと思ったんです。

林:それはあまりに自分を律しすぎだと思いますよ。みんな未完成で結婚して、お互いに補いながら成長していくんですから。

松本:みんな未熟な状態で結婚すると思うんですけど、私はその状態にもいってないから、未熟でも結婚していいなと思えるぐらいの人にならなければ……。

林:そんな。もう十分すぎるぐらいだと思うけど、まだ合格点に達してない?

松本:達してないですね。今やっと皆さんから求めてもらえるようになって、少しその兆しが見えてきたかな、とは思いますけど。

林:女優さんでこういう遅咲きの人ってめずらしいんじゃない?

松本:女性は難しいですね。特に日本の芸能界は、若いほど価値があるという文化じゃないですか。10代がいちばんブレークしやすくて、次が20代前半で、20代後半になると難しい、30代は絶望的、みたいなことを聞きます。

林:松本さんは30代でブレークしたから、それってすごいことですよね。

松本:だから、私はこの運とタイミングを絶対逃しちゃいけないと思いました。それは自分の人生だけじゃなくて、今まで私を支えてくれた人たち、仕事をくださった人たち、信じてくれている人たちのためでもあると思ったんです。

林:下積みを長年経験してきたのに、そういう“臭み”がぜんぜんないからいいですよね。ある日突然、風に乗ってフワッとあらわれたという感じがあって。

松本:ああ、すごい素敵な表現。そんなふうに言ってくださるのがうれしいです。

林:そのふんわりした雰囲気って、声のせいかもしれない。

松本:若いときは、この声がイヤでしたね。こういう声とか、ふんわりした人ってナメられるんです。「ブリっ子」とも言われたし。だから私は女優として認識されるのは難しいだろうなと思ってたんです。「ホリデイラブ」に出演したことで、私はこのキャラクターで開き直ることができたからラッキーでした。

林:酎ハイのCM(鏡月焼酎ハイCM)、私はカワイイと思って見てたけど、「あざとすぎる」とか何とか言われたんですって?

松本:ネット記事なのでわかんないですけど、なんか物議をかもしたらしいです。私はすごくいいCMをつくっていただいたなと思いますけど、でも、興味を持たれないよりはましかなと思って。

林:そうそう。スターになったら「言われてなんぼ」って思わなきゃね。CMって、何の印象もなくスッと流れていったら意味がなくて、ちょっと引っかかりがないといけないし。そこに刺さったわけだから、何か言われることもいいことですよ。

松本:私は興味を持たれない時期が長かったので、逆に興味を持たれなくなることのほうが恐ろしいと思います。

林:そこまで思えるようになったらもう大丈夫ですよ。また新しいドラマが始まるんですって?

松本:「ミッドナイトスワン」(草なぎ剛主演の2021年日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞の映画)の内田英治監督の作品で、5月14日からスタートするWOWOWの「向こうの果て」という連続ドラマに出ます。「中島ハルコ」の「いづみ」とは真逆の殺人犯の役で。

林:ワワワ……。でも、おもしろそう、そういう役も。

松本:「ハルコさん」を撮り終わってすぐそっちに行ったので、ギャップに苦しみました(笑)。これは小説と連ドラと舞台の3連動の企画で、舞台版の主役を小泉今日子さんがなさって、私は連ドラ版で同じ役をやります。初めての連ドラの主演なんです。

林:すごいじゃないですか。松本さん、芸能界でお友達とかいるんですか。

松本:ぜんぜん会ってないですけど、山田孝之君とか蒼井優ちゃんとか宮崎あおいちゃんとかと同期なんです。みんなは16、17歳でブレークしていって、私は20年間、その人たちを見てたというか。

林:でも、ようやく同じクラスに戻ったという感じですね。

松本:いや~、私はまだ出始めなので、スター街道をずっと歩いてきた彼らとはやっぱり違います。

林:これから馬力かけて追いかければ大丈夫。こんなに自分のことをちゃんと見据えて、努力してきて、自分のことがわかってたら、この先ちゃんとやれますよ。このブレークは“棚ボタ”じゃなくて、努力の成果。来るべくして来たチャンスだと思って……。なんか私の『野心のすすめ』みたい(笑)。

松本:うわあ~、林さんのそのお言葉、かなり効きました。ありがとうございます。

(構成/本誌・松岡かすみ 編集協力/一木俊雄)

松本まりか(まつもと・まりか)/1984年、東京都生まれ。2000年にテレビドラマ「六番目の小夜子」で女優デビュー。テレビアニメ「蒼穹のファフナー」シリーズなど、声優歴も長い。18年放送のドラマ「ホリデイラブ」でブレーク。怪演ぶりが話題となり、バラエティーなどでも存在感を高める。現在放送中のドラマ、オトナの土ドラ「最高のオバハン 中島ハルコ」(フジテレビ系・毎週土曜23時40分~24時35分放送)に出演中。WOWOWオリジナルドラマ「向こうの果て」(5月14日~)で連続ドラマ初主演を務める。

※週刊朝日  2021年5月7-14日号より抜粋

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