思わずクスっとなる「イグ・ノーベル賞の世界展」へ行ってきた!

思わずクスっとなる「イグ・ノーベル賞の世界展」へ行ってきた!

  • ファンファン福岡
  • 更新日:2021/10/14
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1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる「イグ・ノーベル賞」。2021年、第31回では、動力学賞を京都工芸繊維大学の村上久さんらが受賞し、15年連続で日本人が受賞するなど、なじみも深い(!?)有名な賞の展覧会「イグ・ノーベル賞の世界展」が11月3日(水・祝)まで、福岡市科学館(福岡市中央区)で開催中です。行ってきた様子を紹介します♪

“裏ノーベル賞”とも呼ばれる同賞。本展は、アメリカの科学雑誌「IMPROBABLE RESEARCH(風変りな科学雑誌)」の編集長の編集長で、同賞の創設者マーク・エイブラハムズさんの協力で制作されています。
「科学は人を笑わせ、そして考えさせ、さらに目を見張るほどバカげているか、刺激的でなければならない」というきっかけで生まれた「イグ・ノーベル賞」。受賞研究の紹介や体験コーナーなど、見所がたくさんの展覧会です。

「イグ・ノーベル賞紹介エリア」では、風変りなトロフィーが飾られていました。これは受賞者へ渡される公式のトロフィーだそうで、同賞のコンセプトのひとつに「お金をかけずに済ませる」ということがあるためこういった形状をしているのだとか。トロフィーはなんと毎年授賞式スタッフの手作りというから驚きです。材料はホームセンターで手に入る物、もしくは廃材で作られているそうです。
「イグ・ノーベル賞」の授賞式は毎年、ハーバード大学内の最古かつ最大のサンダーズ・シアターで開催されていて、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学の教員、学生、その他多くの関係者がこの授賞式をボランティアで手伝っているそうです。その様子も映像で見ることができます。

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これがトロフィー?

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受賞者に贈られる今は使用されていない「ジンバブエドル」札

「受賞研究パネル・実物展示コーナー」では、過去の日本人受賞者の展示や、これまでの受賞のうち特にユニークな研究を展示しています。
子どもの頃、みんな首からぶら下げていた「たまごっち」。実はイグ・ノーベル経済学賞を受賞していたって、知っていましたか? 1997年に「数百万人分の労働時間を仮想ペットの育成時間に費やさせたことに対して」、初代たまごっちが受賞しているんです。
クフ王のピラミッドを建設した時間と比べた結果などがパネルに書かれていて、あの時代、いかに私たちがたまごっちに支配されていたかが目に見えて分かるようになっていました。

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懐かしの「たまごっち」

また、ちょっとしたブームを生んだ「バウリンガル」も2002年、イグ・ノーベル平和賞を受賞しています。米TIME誌では「今年度最高の発明」と言われた、世紀の発明なんですよ。
どの研究もタイトルだけパッと見ると「ん?」となるのですが、展示されている発明やパネルを見ていると思わず夢中になって読み込んでしまう、魅力的なものばかりです。

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「バウリンガル」

「受賞研究体験ブース」で注目したのは、2014年に神経学賞を受賞した「トーストの焦げ跡にイエス・キリストの顔を見てしまう人々に何が起こっているのか理解しようとしたことに対して」の研究。これは実際に、本物の112枚のトーストが壁に展示されています。
例えばおばあちゃんちの柱のシミや、切られた木の断面、月の模様などさまざまな物体の中に人の顔を見たことはありませんか? この研究はその事象に対して科学的に、脳の仕組みを分析しています。
どうしてそう見えてしまうのか、心理的な現象だとしっかりと書いてあるにもかかわらず、実際に展示されているトーストを見て、「キリストの顔があります」と言われると「あった!」と思わず“見つけて”しまい、人間の脳っておもしろいなと感じる研究でした。

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キリストの顔が見つけられますか?

普段、生活の中でなんとなく不思議に思っていたことや「偶然が続くなあ」と思っていた現象に名前がつくおもしろさを感じられますよ。
大人向けには「R-18」ゾーンも。ちょっぴりアダルトな(?)研究について展示されています。こちらもぜひ!

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大人のための展示コーナーも♪

どの研究もクスっと笑えて、難しい研究などはなく、より一層身近な謎を解明してくれている、親近感のある研究展示ばかりです。

さらに10月16日(土)午後4時からは、特別講演会「イグ・ノーベル賞受賞者が語る“イグ・ノーベル賞の世界”」が開催予定。2003年化学賞の金沢大学・廣瀬先生×2021年動力学賞の京都工芸繊維大学・村上先生(リモート出演)が自身の経験なども交え、同賞について語ります。福岡市科学館6階のサイエンスホールで同展の入場チケットもった人先着100人が入場可能。参加は無料です。

残り1か月弱となった「イグ・ノーベル賞の世界展」。ユーモアたっぷりで「なるほど」な研究を見に足を運んでみては。

イグ・ノーベル賞の世界展

日時:~11月3日(水・祝)9:30~18:00(入場は30分前まで)火曜休館
場所:福岡市科学館(福岡市中央区六本松4-2-1)
料金:高校生以上1,400円、小中学生900円、未就学児無料
問い合わせ:「イグ・ノーベル賞の世界展」事務局(西日本新聞イベントサービス内)
電話:092-711-5491(平日9:30~17:30)

特別講演会「イグ・ノーベル賞受賞者が語る“イグ・ノーベル賞の世界”」

日時:10月16日(土) 16:00~17:10(予定)※入場は15:45~
場所:福岡市科学館6階 サイエンスホール(福岡市中央区六本松4-2-1)
料金:入場無料(先着100人)※「イグ・ノーベル賞の世界展」のチケット購入者限定
問い合わせ:「イグ・ノーベル賞の世界展」事務局(西日本新聞イベントサービス内)
電話:092-711-5491(平日9:30~17:30)

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