知ってる?接続詞「将又」の意味と正しい使い方

知ってる?接続詞「将又」の意味と正しい使い方

  • @DIME
  • 更新日:2021/07/20
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「Aか、将又Bか」という表現を見聞きしたことがあるだろうか。将又は「はたまた」と読み、接続詞として「もしくは、あるいは」という意味を持つ。やや古めかしい表現だが、正しい使い方を習得しておいて損はないはず。

そこで本記事では、「将又」の語源や正しい使い方、類語対義語について詳しく解説する。具体的な例文を参考に、日常生活の中での使い方をイメージしてほしい。

将又(はたまた)とはどういう意味?語源は?

まずは、将又の正しい意味と語源について見ていこう。多くの場合は「はたまた」とひらがなで表記するが、漢字のそれぞれの意味を理解しておくと、正しい意味を理解しやすいはずだ。

「将又」は接続詞の一つ

「将又」には、「それとも、あるいは」という意味があり、疑問形の2つの文章の間に接続詞として用いられる。「Aか、はたまたBか」のように用い、2つの内容の間で揺れ動く疑問を受け、相手に投げかける働きがある。

将又は、漢文訓読語の一つでもあり、『方丈記』などにも用いられている。もともと古文の中で使われていた言葉のため、どこか古めかしい印象がある。現代の日常会話で使われることは比較的少なく、小説などの読み物や舞台のセリフ、テレビドラマなどで用いられることが多いようだ。

なぜ漢字で「将又」と書くの?語源は?

「将又」の語源を理解するために、まずは「将」と「又」という漢字をそれぞれ解読してみよう。そもそも「将」には、「他のことと関連させて羅列する」という副詞の働きがあり、「将」自体に「もしくは、あるいは」という意味がある。その「将」に、「もしくは」という意味の「又」を付けることで、2つの内容を強調する意味の言葉になったと言われている。ちなみに「将又」は、ひらがな表記で用いられるケースが大半。日常生活の中で漢字表現を見ることは少ないかもしれない。

「将又」の正しい使い方

ここからは、「将又」の正しい使い方をチェックしよう。将又は、2つの文章の間に置かれる接続詞。具体的には、「Aの手段か、将又Bの手段か」「Aのコースか、将又Bのコースか」という使い方をし、「選択肢が複数あったとしても基本的に答えは一つになる」のがポイントだ。

「将又」を使った例文

先述した使い方を意識しながら、「将又」を使った例文を見てみよう。具体的な使い方をチェックすれば、言葉に対する理解が深まるはずだ。

「福利厚生が充実しているA社を選ぶべきなのか、将又、給料が良いB社を選ぶべきか」
「私が進むべき進路はA大学か、将又、B大学か」
「時間が正確な電車を利用するべきか、将又、乗り換える必要のないバスを利用するべきか」
「あの子が告白してくれたのは、純粋に僕を好きだからなのか、将又、からかっているだけなのか」
「彼女の話し方に訛りがあるのは方言なのか、将又、男性を虜にするためのテクニックなのか」

「将又」の類語や言い換え、対義語、英語表現は?

ここでは「将又」の類語をチェックしてみよう。微妙なニュアンスの違いを知れば、言葉を幅広く活用できるはずだ。

類義語:翻って(ひるがえって)

翻ってとは、「別の立場で見て」「これとは反対に」と言う意味を持つ言葉。「2つの内容のうちのどちらか」という疑問を提示するため、将又の類語にあたると言える。夏目漱石の『吾輩は猫である』には、「この一言でも主人の愚なところはよくわかるが、翻って考えてみるといささかもっともな点もある。主人は何によらずわからぬものをありがたがる癖を有している」という一節もあり、「翻って」と「将又」が似た意味を持つ言葉なのが理解できる。

対義語:いずれにせよ

「いずれにせよ」には、「どちらにしても」という意味がある。いくつかの条件や選択肢がでているものの、どれを選んでも結果は変わらないような場面で用いられる言葉。一見、別々の道に見えるが、進んでいくと一つの道になっているイメージを抱くと理解しやすいはず。「将又」は、選択肢の中からどちらか一方を選ぶための接続詞だったため、もう一方の可能性は捨てるしかなかった。しかし、「いずれにせよ」には「結局、どちらを選んでも一緒」という意味があるため、「将又」の対義語だと言える。

「将又」の英語表現

「将又」を英語で表す場合は、「or」を用いることが多い。「or」は、「将又」と同じように、「もしくは」「あるいは」と訳す。具体的な使い方は、「Would you like some coffee or tea?/コーヒー、もしくは、お茶はいかがですか」「Apple,banana or peach/りんご、バナナ、あるいは桃」など。

文/oki

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