
80歳で最年長座長公演を終えて安どの表情を見せる池乃めだか(左から2人目、左は烏川耕一、右から浅香あき恵、酒井藍)
吉本新喜劇の池乃めだか(80)が19日、なんばグランド花月(NGK)で始まった「池乃めだか傘寿記念公演」に出演した。
7月3日に傘寿を迎え、80歳。昨年自身が樹立した79歳での吉本新喜劇座長最年長記録を更新した。
レジェンド級の大ベテランでも、初日は特別なようで「緊張しましたね。毎日毎日ドキドキ感がありました。『いよいよやな』と友人からメールが来たりするんでね、それ見てるうちに大変なことになったなあと」と振り返った。
それでも、本番が始まると、力の抜けた、めだからしい絶妙の間合いからのボケを連発。池乃うどん店を舞台におじいちゃんと孫(酒井藍)との物語を熱演し、「見下げてごらん」、猫のモノマネ、「これぐらいにしといたろか」など、定番のギャグで客席を大いに沸かせた。
セットにはめだかが着用するオレンジ色の猫スーツの模様、出演者の衣装にも猫のイラストが織り込まれる細やかな演出もあり、舞台上はめだか愛に包まれていた。
初演を終えて安どの表情のめだかは「NGKは僕らの戦場。神聖でありながらお城のようなもの。ここで戦って、ここで守って、ここに骨をうずめたい」と表現。次の目標については「次は200周年」と笑わせた。25日まで。