40~50歳代の貯蓄の格差とは?厚生年金の平均受給額も確認

40~50歳代の貯蓄の格差とは?厚生年金の平均受給額も確認

  • LIMO
  • 更新日:2022/09/23
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今日、さまざまなライフスタイルが生まれています。

一生を未婚で過ごす「おひとりさま」も増えています。単身での暮らしは快適な反面、老後がふと心配になるときもあるでしょう。

そこで今回は、老後がリアルに見えてくる40~50歳代のおひとりさまの貯蓄の実態を解説します。

平均貯蓄に加えて、気になる年金額についても見てみましょう。

40~50歳代「おひとりさま」の貯蓄額に見る格差

まずは、40~50歳代のおひとりさまの貯蓄事情をチェックしていきます。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」をもとに、貯蓄の実態を見ていきましょう。

40歳代・単身世帯の貯蓄(金融資産を保有していない世帯を含む)

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出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に対する世論調査[単身世帯調査]令和3年度調査結果」をもとにLIMO編集部作成

金融資産非保有:35.5%

200万円未満:20.6%

200~400万円未満:7.8%

400~700万円未満:7.5%

700~1000万円未満:5.0%

1000~1500万円未満:6.1%

1500~2000万円未満:4.5%

2000~3000万円未満:3.9%

3000万円以上:5.8%

無回答:3.1%

平均値:818万円 中央値:92万円

※平均値は一部の極端に大きい値に影響され、数値が大きくなりやすい傾向にあります。中央値のほうが、平均よりも実態を反映しやすいと言われています。

50歳代・単身世帯の貯蓄(金融資産を保有していない世帯を含む)

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出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に対する世論調査[単身世帯調査]令和3年度調査結果」をもとにLIMO編集部作成

金融資産非保有:35.7%

200万円未満:14.6%

200~400万円未満:7.5%

400~700万円未満:9.3%

700~1000万円未満:7.1%

1000~1500万円未満:5.3%

1500~2000万円未満:5.9%

2000~3000万円未満:5.9%

3000万円以上:7.1%

無回答:1.6%

平均値:1067万円 中央値:130万円

貯蓄200万円未満は40~50代のいずれも約半数となりました。

その一方で、貯蓄が3000万円以上ある世帯も、どちらの世代にも多くはないですがあることがわかります。同じ年代でも、貯蓄額にはかなりばらつきがあることがわかります。

【円グラフ】40代の貯蓄の実態や年金の受給額を画像で見る!どれだけ差があるか(出所:金融広報中央委員会)

40~50歳代「おひとりさま」貯蓄の中身を解剖

ここからは、40~50歳代の貯蓄の中身を見てみましょう。

50歳代・金融商品保有額:1067万円

預貯金:486万円

金銭信託:0万円

生命保険:103万円

損害保険:5万円

個人年金保険:75万円

債権:26万円

株式:166万円

投資信託:170万円

財形貯蓄:23万円

その他金融商品:12万円

40歳代・金融商品保有額:818万円

預貯金:300万円

金銭信託:2万円

生命保険:58万円

損害保険:6万円

個人年金保険:52万円

債権:67万円

株式:161万円

投資信託:123万円

財形貯蓄:10万円

その他金融商品:41万円

40~50歳代いずれも、預貯金の割合が大きくなっています。

株式や投資信託が次に多くなっています。

株式は40歳代で161万円、50歳代で166万円。わずかですが、年代を経るごとに増えていることがわかります。自分の仕事でお金を稼ぐことに加えて、お金にも働いてもらう「資産運用」に目を向けた人が増えたのかもしれません。

このほか、投資信託、生命保険、個人年金保険の金額もある程度あることがわかります。

厚生年金の平均受給額も一覧表で確認

40~50歳代の貯蓄について、ここまでながめてきました。

現役時代から老後までに貯めた貯蓄に加えて、老後資金の大きな収入源のひとつが年金です。

ここからは、年金の受給額を見ていきましょう。会社員や公務員が原則加入する、厚生年金の金額をチェックしていきます。

厚生年金を月平均でいくらもらっているのか、厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、受給者数を1万円ごとにながめていきましょう。

厚生年金の年金月額階級別の老齢年金受給者数のデータ

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出典:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

1万円未満:10万511人

1万円以上~2万円未満:1万8955人

2万円以上~3万円未満:6万6662人

3万円以上~4万円未満:11万9711人

4万円以上~5万円未満:12万5655人

5万円以上~6万円未満:17万627人

6万円以上~7万円未満:40万1175人

7万円以上~8万円未満:69万4015人

8万円以上~9万円未満:93万4792人

9万円以上~10万円未満:112万5260人

10万円以上~11万円未満:111万9158人

11万円以上~12万円未満:101万8423人

12万円以上~13万円未満:92万6094人

13万円以上~14万円未満:89万7027人

14万円以上~15万円未満:91万3347人

15万円以上~16万円未満:94万5950人

16万円以上~17万円未満:99万4107人

17万円以上~18万円未満:102万4472人

18万円以上~19万円未満:99万4193人

19万円以上~20万円未満:91万6505人

20万円以上~21万円未満:78万1979人

21万円以上~22万円未満:60万7141人

22万円以上~23万円未満:42万5171人

23万円以上~24万円未満:28万9599人

24万円以上~25万円未満:19万4014人

25万円以上~26万円未満:12万3614人

26万円以上~27万円未満:7万6292人

27万円以上~28万円未満:4万5063人

28万円以上~29万円未満:2万2949人

29万円以上~30万円未満:1万951人

30万円以上~:1万6721人

9万円以上~10万円未満がボリュームゾーンとなっていることがわかりますね。

全体の平均値は14万4366円です。

40~50歳代になってから慌てないために

40~50代では、貯蓄額や年金の額に大きな差があることがわかりました。

怪我や病気などの万が一に備えて、まとまった貯蓄を用意しておくことが大切です。

ただ、銀行預金だけで貯蓄を大きく増やすのは難しいでしょう。

そこで、資産運用をはじめることも視野に入れるといいでしょう。

資産運用というと難しいイメージを持つ人もいるかもしれませんが、今はつみたてNISAやiDeCoなど、少額からはじめやすい制度もあります。

こうした制度を活用し、長期的に着実に投資することで、リスクを最小限に抑えながら運用できます。まずは制度の調査など、できることからはじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」

厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

LIMO編集部

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