母親の認知症を題材とした映画「虹のかけら」が、11月25日より大阪・シアターセブンで1週間限定上映される。

「虹のかけら」ポスタービジュアル

「虹のかけら」は認知症を患う母・佳代子と、その娘・芽衣の物語だ。家族の大黒柱だった父親は、6年前に死去。認知症が原因で徐々に変わり果てていく母と過ごす芽衣には、友達も恋人もいない。夜間徘徊も目立ってきた母を養うため、芽衣はいや応なく夜の世界に身を置いていた。そんな彼女は、母親が認知症を患うまで向き合えなかったある過去と対峙しようとする。

長編映画初主演の篠崎雅美が芽衣を演じ、58歳で本格的に役者として活動開始した波佐本麻里が佳代子を演じた。そのほか谷口勝彦、モリオ、倉増哲州、内木場圭佑、タユ、小野木咲雪、渡辺厚人らが出演。本作で長編映画監督デビューを果たした坂厚人は、自主映画に関わりながらフリーランスのフォトグラファーとしても活動している。脚本は「家族の肖像」「夜のスカート」などの堤健介が手がけた。
YouTubeでは予告編が公開中。
(c)2022「虹のかけら」製作委員会
映画ナタリー