エコロジストは上級国民だらけ? トラウデン直美が“大炎上”した背景とは...

エコロジストは上級国民だらけ? トラウデン直美が“大炎上”した背景とは...

  • まいじつ
  • 更新日:2021/01/14
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(C)PIXTA

2020年7月1日から全国でプラスチック製買物袋の有料化が行われるなど、地球温暖化対策が注目を集めている昨今。ネット上では、とあるエコロジストの行動が物議を醸しているようだ。

事の発端は、12月17日に首相官邸で行われた『2050年カーボンニュートラル・全国フォーラム』でモデルのトラウデン直美が放ったコメント。イベントの特集を組んだNHKの情報番組では、トラウデンの「買い物をする際に、店員に『環境に配慮した商品ですか』と尋ねることで、店側の意識も変わっていく」という発言が取り上げられた。

トラウデンのこの発言はSNSなどで瞬く間に拡散され、《質問している内容・相手・TPOの全てが誤っている。これほど無価値な質問は珍しいってレベルだ》《貴女が今着ている服なんかも環境に配慮した製品なんですかね?と逆に問い合わせたくなりますね》《そもそも環境に配慮した商品ってなんだよ。そんなの気にするなら加工された商品買いに行ってる時点でアホだろ》といった批判の声が殺到。大炎上する事態に発展している。

正しいのに批判される? その背景とは…

ネット上で激しく糾弾されているトラウデンだが、考え方としては決して間違っているわけではない。というのも環境省が推進する運動「COOL CHOICE」のサイトによると、陸と海を合わせた世界平均地上気温は、1880年から2012年までに0.85℃上昇。ここ30年における各10年間の気温は、1850年以降のどの10年間よりも高温を記録しているという。具体的なやり方は別として、地球温暖化自体は人々が真剣に考える必要がある課題だと言える。

しかしトラウデンのようなエコロジストの発言は、なぜか世間から風当たりが強い。地球温暖化のリスクを訴え続けている活動家のグレタ・トゥーンベリも、メディアに露出する度にバッシングを浴びることで有名だ。彼女の場合は発言ではなく、休学してデモ活動に勤しんだり、ヨットを使って太平洋を横断するといった行動によって批判を集めている。

エコロジストは基本的には首尾一貫した主張を繰り広げているにも関わらず、なぜその言動は大衆の心に響かないのだろうか。その背景には、“階級闘争”の精神が関わっているのかもしれない。というのも、グレタの活動は資金力がないとできないことばかり。トラウデンに関しても両親が共に高学歴で、彼女自身も慶應義塾大学法学部に在籍中というエリートだ。そもそも、環境に配慮した商品を自らの意志で選べるというのは、それなりの経済力をもっている人間にだけ許される“特権”とも言える。裕福なエコロジストの発言に対して、一部の人々は「いいとこ育ちの世間知らずが勝手なことを言うな」と反発心を抱いてしまうのだろう。

不満を抱えている人々のはけ口になりがちな、エコロジストたちの言動。その言葉には、実は真実が含まれているのかもしれない…。

文=城門まもる

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cba / PIXTA

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