神戸海上保安部は19日までに、漁業法違反などの疑いで、兵庫県洲本市の無職の男(73)を現行犯逮捕し、送検した。

発射装置が付いたやす(神戸海上保安部提供)
逮捕、送検容疑は、17日午後1時20分から2時10分ごろまでの間、洲本市炬口沖で、発射装置が付いたやすや貝おこしなどの漁具を用い、アワビ1個やサザエ4個などの水産動物を採った疑い。男は「アワビやサザエの採捕は違反と思っていない」と容疑を一部否認しているという。
同保安部によると、やすは取っ手部分にゴムが付いており、その伸縮により動物を突き刺す威力が増すといい、使用は県漁業調整規則違反になる。アワビやサザエは漁業法で遊業者の採捕を禁じている。