輪島功一氏大喜び、孫の磯谷大心が初回KOデビュー「勝って良かった」

輪島功一氏大喜び、孫の磯谷大心が初回KOデビュー「勝って良かった」

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/10/15
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試合後、笑顔でポーズを決める磯谷(右)と輪島功一氏(撮影・横山健太)

<ボクシング:68・5キロ契約4回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏(78)の孫、磯谷大心(20=輪島功一スポーツジム)が鮮やかな1回TKOでプロデビュー戦を飾った。同じくデビュー戦の羽賀彬光(35=DANGAN越谷)との68・5キロ契約4回戦に臨み、1回1分23秒、レフェリーストップによるTKO勝利。右ストレートで1度のダウンを奪うと、立ち上がってきた相手に連打で攻め続けて快勝した。

磯谷は「たくさんいろいろな方に応援してもらい、ひとまず勝ててほっとしています。いつもの動きよりもだいぶ固くなっていましたが、とりえあず勝って良かったです。いろんなボクシングを知っている自分の親族からいろいろな言葉があり、1つ1つ受け止めて全部やったので良かったと思います。倒した時、1回目のダウンがあり、効いていると思った。倒したので良かったです」と笑顔。「みなさんに安心してみられる、絶対勝つような、パンチをもらわないようなボクシングをしたい」。孫の観戦のため、赤コーナーのリングサイドに座った白いTシャツ姿の輪島氏も拍手し、大喜びだった。

輪島氏の長女大子(ひろこ)さんと元日本ランカーで現在トレーナーを務める父和広氏の長男として生まれた。幼稚園から始めたサッカーは進学した強豪高の3年で「卒業」し、祖父、父と同じボクサーの道を選択した。「かえる飛び」など独特なファイトでも有名だった祖父の過去試合は動画でチェックしてきた。

「すごい動きが変則的で、なかなか見ない動きをする。でも自分のリーチの短さを補うように頭を使っていた。すごく頭使うのは大事だなととらえました」と分析した上で「いいところは取り入れていきたいなと思います」との意識が強い。試合後、父和広トレーナーと抱き合って喜んだ。

現役時代の祖父が「炎の男」と呼ばれたことに「格好いいのは、格好いいですが(自分が)なれるかな」と苦笑いした磯谷。「炎の男」3世は、最高のスタートを切った。

◆磯谷大心(いそたに・たいしん)2001年7月4日、東京・三鷹市生まれ。幼稚園からサッカーを始める。ポジションはGKで、強豪校の埼玉・正智深谷高3年まで続けて最高成績は県2位。中学時代から体力づくりのため、ボクシングジムにも通う。19年12月から本格的にボクシングの練習を開始し、20年10月、プロテストに合格。身長182センチの右ボクサーファイター。血液型はB。

◆輪島3世代のプロデビュー戦 三迫ジム所属の輪島功一は1968年(昭43)6月15日に輪島公一の本名でウエルター級4回戦に出場、竹川彰(笹崎)に1回2分51秒KO勝ちを収めた。功一の次男大千(ひろかず)は2008年(平20)5月27日に65キロ契約4回戦で真神風大谷(全日本パブリック)に1回2分33秒TKO勝ちしたが、王座には届かなかった。孫の磯谷大心のKOタイムは1回1分23秒で祖父と叔父を超えた。会場は3人とも東京・後楽園ホールだった。

◆主な2世、3世ボクサー 元世界王者では輪島功一氏の次男大千氏が08年にプロデビューし、現在はジムを引き継ぎ、会長就任。元WBA世界フライ級王者花形進の長男晋一もプロデビューし、現在ジムのマネジャーを担当。元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎の次男寿以輝(大阪帝拳)や元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞氏の長男建人(畑中ジム)が期待のホープとなる。最近では「浪速のロッキー」赤井英和の長男英五郎(帝拳)が9月にプロデビュー(1回TKO負け)。海外では元統一ヘビー級王者ムハマド・アリの娘レイラがWBC女子スーパーミドル級王者を獲得。

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