ヤクザ業界に激震 井上邦雄組長を支えてきた神戸山口組創設メンバーが離脱した「深層」と「不穏な今後」

ヤクザ業界に激震 井上邦雄組長を支えてきた神戸山口組創設メンバーが離脱した「深層」と「不穏な今後」

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2022/09/23

神戸山口組から大物が離脱

9月後半、ヤクザ業界に激震が走った。

神戸山口組の結成時点から井上邦雄組長と行動を共にしてきた入江禎副組長(二代目宅見組組長)が、組織を抜けることになったという。

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「先日、神戸山口組と池田組が連携することが明らかになったばかりです。その際には池田組と運命共同体とされる絆會が合わさって、『三社連合』が結成されたという風に喧伝されました。この連合のキーマンが入江副組長でした」(事情に詳しいジャーナリスト)

いずれも2015年8月に六代目山口組を脱退し、神戸山口組立ち上げに参加していた神戸山口組、池田組、そして絆會。しかし相次いで、絆會(当時、任侠団体 山口組)、池田組が神戸山口組を抜け、一本独鈷となっていた。

さらに神戸山口組からは、井上組長の出身母体で中核組織の山健組や寺岡修若頭が率いる俠友会も抜けるなど、櫛の歯が欠けたように勢力を削がれてきた。

お互いに譲らず、袂を分かった

そして今回の入江副組長である。

「脱退の原因は、井上組長と入江禎副組長とが口論になったことだと聞いています。そのきっかけは過去の襲撃事件に関するものでした」(同前)

過去の事件とは、2017年9月にさかのぼる。

神戸山口組を舌鋒鋭く批判して脱退した絆會の織田絆誠代表が襲われ、その際にボディガードが射殺された一件だ。

「例年、ボディガードの命日に現場供養を行ってきたのですが、今年はその場に神戸山口組の幹部も顔を見せました。自分自身が狙われ、結果としてボディガードを喪った織田代表への配慮が感じられ、『歴史的和解』と評されました」(同前)

この動きが井上組長の逆鱗に触れたという。

「井上組長はこの事実を前もって知らされておらず、そのことについて入江副組長をただしたと言います。これに入江副組長は、三社連合が今後成熟していくために欠かせないステップだと主張し、一歩も譲らなかったそうです」(同前)

それでも井上組長の怒りは収まらなかった。

「井上組長としては組事(組織のために身体を賭して抗争に打って出て懲役に行くこと)に関与した人間が、今回の供養のことを聞いたら決して報われないだろうという気持ちが強かったようです。えらい剣幕だったそうです。ただ組長にそう言われたら、普通は相手側が頭を下げるなり謝罪するなりして事が済むはずなんですが、今回はそうも行かなかった。埒が明かないと悟った入江副組長はそれ以上、反論することなく席を立ったそうです」(暴力団事情に詳しい実業家)

六代目山口組にも影響を与える

これが、入江副組長の脱退騒動の実態で、これからは二代目宅見組も一本独鈷でやって行くとされている。

「三社連合で事を進めていくと言っていた舌の根も乾かないうちの離脱で、各方面は当惑の色を隠せません。昨年に六代目に復帰した山健組と並び、宅見組は山口組分裂のシンボル的な存在。それを率いる入江副組長に動きがあったというのは、なかなか不穏な感じがしますね」(同前)

六代目山口組の司忍組長としては、入江副禎組長が何らかの形で身を退くタイミングを「分裂騒動におけるひとつの落としどころ」として見ているのではないかと噂されてきた。

「今回の動きイコール身を退くことではないにしても、六代目側にも大きな影響を与えるのは間違いでしょう」(同前)

これまで幾度となく繰り返されてきたことではあるが、最も衝撃的な「神戸山口組創設メンバー」の離脱だと言えるだろう。

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