
第四北越フィナンシャルグループと大光銀行が決算発表
第四北越銀行を傘下に持つ「第四北越フィナンシャルグループ」と大光銀行が昨年度の決算を発表しました。
「第四北越フィナンシャルグループ」の全体の決算は純利益で前年度より43億円の増益となる151億円でした。また、第四銀行と北越銀行が合併した「第四北越銀行」単体では19億円の増益となる121億円でした。
〈第四北越フィナンシャルグループ 殖栗道郎社長〉
「会社の課題解決に役立って地域発展に貢献しながら計画以上に非金利収益を上げられた。最終的には前年比で増益をしっかり確保できたので一定の評価ができる」
一方、長岡市に本店を持つ大光銀行の純利益は20億2700万円で、前年度より4億7700万円の増益となりました。
〈大光銀行 石田幸雄頭取〉
「これまでの経営基盤強化の取り組みが実を結びつつあると捉えており、(創立)80年の節目の決算として一定の評価をいただけるのではないか」
また大光銀行は5月12日、ネット金融大手のSBIホールディングスとの資本業務提携を発表しました。今後はSBIグループが持つノウハウを生かし、企業へのDX支援などを行うといいます。
〈大光銀行 石田幸雄頭取〉
「当行単独では難しい分野について外部の力を借りながら総合サービス業へと幅を広げていく事が必要不可欠と判断した」
こうした動きについて、第四北越フィナンシャルグループの殖栗社長は「健全に競争関係を維持しながら地域の発展にお互いに貢献していければいい」としています。