
バイエルンで好調のサネ photo/Getty Images
シティを離れた頃よりも完成された選手に
バイエルン・ミュンヘン所属のFWリロイ・サネ。今シーズンのブンデスリーガでは8ゴール7アシストと絶好調だが、ここにきて移籍の噂が飛び出している。同選手の契約は2025年夏までとなっており、それを受けて英『THE Sun』などがリヴァプールや古巣マンチェスター・シティへの移籍の可能性を報じた。
サネ自身は「まだ考えていない」と明言を避けているが、プレミア復帰の線もあるのだろうか。英『the Athletic』は、シティ復帰は可能性としては低いように思われるとしながらも、今のサネであればシティに戻る合理的な理由があると綴っている。
同メディアは、過去のサネはうまくいかずにイライラすると顔が下がり、自己的で自分の足元ばかり見るようなプレイに陥っていたことを指摘。それにより周囲との連携が阻害され、試合で消えてしまうこともあった。現在それは改善されており、さらに経験豊富になったと同メディアは見ている。
また、シュートの精度が上がっていることも理由のひとつだ。今季のサネはシュート1本あたりのxG(ゴール期待値)平均が0.2。つまり5本に1本のシュートが決まる計算になる。まだシーズン途中だが、ブンデスリーガデビューシーズンでは平均0.09だったことを考えると、得点力も大幅に改善されている。
また、サネは守備意識も高まっており、これもグアルディオラのチームでは必ず求められるものだ。より完成された選手となったサネ。今のサネならばジャック・グリーリッシュやジェレミー・ドクに引けを取らないはずだが、来季の古巣復帰はあるのだろうか。