《瀬戸大也不倫》水泳連盟の処分がビミョーだった背景に「元飛び込み選手の妻」の存在

《瀬戸大也不倫》水泳連盟の処分がビミョーだった背景に「元飛び込み選手の妻」の存在

  • 文春オンライン
  • 更新日:2020/10/16

「重い処分ではありますが、『酷』というレベルとは言えないと思います」

【画像】水泳選手特有の丸みのある肉体美

複数の女性との不倫が発覚した水泳の瀬戸大也選手(26)への処分について、ある元日本代表選手はそう語った。

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不倫が発覚した瀬戸大也 ©getty

日本水泳連盟が10月13日に発表した瀬戸への処分は以下の通りだ。

・年内の水泳連盟への登録停止
・スポーツ振興基金助成金20年下半期の推薦停止
・日本水泳連盟などの教育プログラムの受講

処分の根拠となったのは、「競技者資格規則」第8条第1項「スポーツマンシップに違反したとき」と同第6条「その他本連盟及び本連盟の加盟団体の名誉を著しく傷つけたとき」という項目である。

処分の中でもっとも競技に影響するのは、「年内の登録停止」。これは、選手の「資格はく奪」に次ぐ2番目に重いものとなる。

実際には、連盟による公式大会出場や強化合宿の参加、海外遠征ができなくなり、10月から11月に開催される競泳国際リーグ、12月の日本選手権にも出られないことになる。

処分は重い? 軽い?

ただ、処分の重さについては、捉え方が別れている。前出の元日本代表選手は、水泳連盟がなんとか瀬戸を守ろうとした気配を感じ取ったという。

「今シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内でも海外でも大会が相次いで中止され、大会で泳ぐ機会が限られてきました。だから今回の処分によって経験を積む貴重な大会に出られないのは、瀬戸にとって痛手と見ることはできます。しかし一方で、年内の試合自体がかなり少ないのも事実。もし通常のシーズンにこうした処分がされていたら、周りの選手との試合経験の差はもっと広がっていたわけですから」

瀬戸は大会や合宿には参加できないが、練習自体は行うことができる。練習拠点の国立スポーツ科学センターも引き続き使用できる。そこには「温情」も感じられると付け加える。

「年内、つまり2カ月半の間トレーニングに集中する時間にすることができます。そこで鍛え直して立て直し、年明けから復帰してほしい、そんな意味合いがあると思います。水泳連盟にとって瀬戸選手は、大切な金メダル有力候補ですから」

瀬戸は昨年の世界選手権で200mと400mの個人メドレーで2冠に輝き、競泳では1人だけ五輪代表に内定している。他競技を含めても、最も金メダルに近い選手の1人だ。

水泳界としては丸く収めたい

ロンドン五輪は選考会で落選、リオ五輪ではライバルの萩野公介に負けて銅メダルに終わった。それだけに競技人生の集大成となる東京五輪への思いは強く、延期が決まった時は「練習にも集中できない」と周囲に漏らすほどだったという。水泳界の空気が厳罰に傾いていないのも、そのことへの同情があるという。

「もともと明るいキャラクターで周りを惹きつける魅力があるし、女性にももてる瀬戸君ですが、今年に入ってからは、飲み会などで『最近、瀬戸選手が遊んでいる』と噂になっていました。五輪延期のショックの反動もあるのかな、と思っていました。ちょっと気の毒なところもあるな、と感じるときはありましたね」(前出・元日本代表選手)

東京オリンピックの代表内定についても取り消しにはならず、そのまま維持されることになった。そのため来年4月のオリンピック選考会(日本選手権)に向けた調整をする必要はなく、8月の本番に備えればいい。そう考えれば、「この時間がプラスになる可能性さえある」という。

日本水泳連盟の関係者も、瀬戸に厳しい罰則を与えることは本意ではなかった。

「所属先のANAをはじめスポンサーからの処分もあり、連盟としての処分も考えなければいけない状況でした。ただ刑事事件ではありませんし、選手生命を左右するような重い処分を下す性質のものではない。起こしたことについて罰は与えつつ、ただ再起の道は残してあげる、というところです」

妻も水泳連盟の「仲間」なだけに……

ただし、瀬戸に冷ややかな声も当然存在する。

「奥さんも、もともとは連盟の強化指定選手で、日本代表として活躍してきた人ですからね……」(前出・水泳連盟関係者)

瀬戸の夫人である馬淵(旧姓)優佳さんは、飛込みの日本代表として世界選手権に出場した女子のエース選手。飛込みも日本水泳連盟の管轄種目であり、つまり優佳さんも連盟や水泳関係者にとっては「仲間」なのだ。

「2人が結婚したときは、言ってみれば身内同士の結婚みたいなもので、それはもう『よかったな!』という感じでしたよ。ただ、こういうことになってしまうと、それが裏目に出るというかね……。

昔から知っているのですが奥さんはサッパリした性格で、結婚してからも瀬戸のために一生懸命やっていたのも見ていました。だから、来年のオリンピックのことを考えればあまり厳しい処分はできないのもわかるけれど、奥さんのことを考えると『いったい何をやってるんだ!』という怒りも湧いてきますよね」(前出・水泳連盟関係者)

処分を受けて、瀬戸はマネジメント会社を通じてコメントを発表している。

「どうしたらご迷惑をお掛けした皆様にお詫びできるかを自分自身に問い続けてきましたが、私にとってのお詫びはこれからも水泳で努力していくことだと考えています。私の無責任な行動で深く傷つけてしまった家族からの信頼を回復し、家族からも皆様からもスイマーとして再び認めていただけるよう、一からやり直す覚悟で真摯に水泳に向き合っていきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」

精神的なコンディションも結果に大きく影響すると言われる競泳。今回の謹慎期間が、不幸中の幸いとなり、瀬戸は家庭から立て直すことができるのか。“金メダルにいちばん近い男”の再起を待ちたい。

(小野 歩/Webオリジナル(特集班))

小野 歩

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