2月末に取材したミラノ・ファッション・ウィークの興奮が冷めません。数々の名だたるショーを拝見した中でも、マチュー・ブレイジーが手がけるボッテガ・ヴェネタは特に素晴らしかった。シュミーズを着て部屋を歩いているようなファーストルックから痺れましたし、大人の魅力を放つフェイフェイやリウ・ウェンが闊歩する姿が最高に格好良くて憧れました。控えめだけど滲み出る知性とユーモアに惹かれ、「服」そのものに目がいくコレクションだったと思います。

紙包だけでアガります。
バッグやシューズ、スモールレザーグッズももちろんキャッチーで魅力的。手に入れられるならいつだって欲しい。しかし、今は、彼が作った服が着たくて仕方がない!! そんな抑えられない衝動を抱え、タガが外れてしまいました。

リラックスフィット ヘビージャージーTシャツ 64,900円
つい先日、銀座店で自分史上最高額を更新するTシャツをゲット!(それまでは、ニコラ・ジェスキエールが手がけていたバレンシアガのスペーシーなプリントTシャツ3万円が君臨しておりました)

身幅が広いクロップド丈のTシャツは、やや台形になったスクエアネックが特徴です。名目も見た目ももちろんTシャツなんですが、このネックラインによって、主役感がすごい。プライス的にもデザイン的にもこれは私の晴れ着だわ!という気持ち。春は前回紹介したプラダの黄色いバッグと合わせて、ミラノかぶれスタイルを堪能したいと思います。

【2023-'24年 ミラノFW】 注目5ブランドの見どころを現地取材エディターが語る!
