[ミラノ 20日 ロイター] - 伊自動車メーカーのフィアットを傘下に持つステランティスは、イタリアでの生産台数目標引き上げを含む広範囲な合意の詰めに、同国政府と来月から突っ込んだ話し合いに入る。
ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)とウルソ経済開発相は今年、国内年間生産台数を100万台に引き上げる協定に向け作業を進めていると発言していた。
ウルソ氏の事務所によると、ステランティスとの予備協議の後、12月6日に公式な協議が始まり、労組や自治体のほか、業界団体のイタリア自動車工業会(ANFIA)も参加する。
ステランティスは、昨年と一昨年の乗用車とバンの生産台数が70万台を下回った。予想では今年の生産台数も若干の増加にとどまるとみられている。