やっぱり日本は世界一?親切な「タクシー運転手」がいる街ランキング

やっぱり日本は世界一?親切な「タクシー運転手」がいる街ランキング

  • TRiP EDiTOR
  • 更新日:2022/11/30
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タクシードライバーのフレンドリーさは外国人観光客にとって、その国の印象を決定付ける大きな要因ですよね。

空港の職員も同じですが、海外旅行に訪れてかなり早い段階で最初に触れ合う現地の人が、タクシードライバーだからです。いわば、その国の第一印象を左右する存在かもしれません。

そこで今回は、タクシー運転手の親切さを調べたいくつかの過去のデータから、世界で最も「フレンドリーな都市」を見ていきましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

2010年のランキング第1位:ロンドン

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ロンドンのタクシー。image by: Chris Jenner / Shutterstock.com

最初は、オンラインホテル予約サイト「ホテルズドットコム」の2010年という古い調査から見ていきます。

いまからもう10年以上前に発表された内容になりますが、世界を旅する1,900人以上の旅行者を対象に、フレンドリーなタクシードライバーが最も多い都市はどこかを聞いた調査です。

米配車大手ウーバー・テクノロジーズが世界に進出する、新型コロナウイルス感染症の拡大で観光業界が大ダメージを受ける、ウクライナとロシアが戦争を始めて燃料費が高騰するなど、さまざまな変化が起きたため、現在は全く異なる結果になっている可能性もあります。

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ロンドンのタクシー。image by: Chris Jenner / Shutterstock.com

しかし、最も愛想のいい、フレンドリーなタクシードライバーがどこの都市に多いかとの問いに対して、イギリスの首都「ロンドン」を挙げる世界の旅行者が最も多かったと同調査では明らかになっています。

ロンドンのタクシーといえば黒塗りの車体が目印の「Black cabs(ブラックキャブ)」が有名です。

あらためて後ほど詳しく紹介しますが、ロンドンにおいては名誉といわれる「green badge(緑色のバッジ)」を持つ、優秀なタクシードライバーがロンドンにたくさんいるとの評価は、10年以上前も世界的な定見になっていたのですね。

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ローマのタクシー。image by: Cineberg / Shutterstock.com

ちなみにフレンドリーさとは真逆で、不愛想なタクシードライバーが最も多い都市といえば、パリとニューヨークが同調査では挙げられています。

イタリアの首都であるローマのタクシードライバーについては、運転技術の安全性が世界で最悪だと同調査でいわれていました。

日本のタクシーは世界一?

2012年のランキング第1位:東京

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モスクワのタクシー。image by: Alena Zharava / Shutterstock.com

次は、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が2012年に発表した「旅行者による世界の都市調査」からタクシー部門の結果を紹介します。

「最も道が奇麗な都市」「住人のフレンドリーさ」「公共交通の使い勝手」「治安」「買い物のしやすさ」などいろいろなカテゴリーがこの調査にはあって「Friendliest taxi drivers(最もフレンドリーなタクシードライバー)」という項目もそのなかにあります。

このランキングにおいて、最も低い(悪い)評価を受けた都市は以下の結果に。

ワースト1位:モスクワ(ロシア)

ワースト2位:北京(中国)

ワースト3位:ブリュッセル(フランス)

では逆に、評価が最も高い(いい)都市はどこだったのでしょうか。世界トップ3を発表すると、以下の通り。

1位:東京(日本)

2位:カンクン(メキシコ)

3位:シンガポール

日本の首都には、フレンドリーなタクシードライバーが世界で最もたくさんいると10年前に評価されたのですね。

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シンガポールのタクシー。image by: View Apart / Shutterstock.com

ちなみに同調査では、

対象の都市に関する口コミを投稿したユーザー7万5,000人にインターネットで調査する

都市に関する10項目をユーザーが0~10点のスコアで評価する

各都市に対して最低でも300人以上の回答を回収する

平均値を算出する

平均値が同じ場合は9点・10点の比率の多さで評価する

といったプロセスを踏んでいます。東京(日本)の評価は7.71ポイントで、カンクン(メキシコ)が7.69ポイント、シンガポールが7.58ポイント。信ぴょう性の高い調査における輝かしい結果ですよね。

ちなみに、ロンドンは同調査の「Friendliest taxi drivers(最もフレンドリーなタクシードライバー)」部門で世界12位でした。

なぜ、ロンドンのタクシーが高く評価されるのか

ロンドンのタクシーが優秀な理由とは?

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ニューヨークのタクシー。image by: Kobby Dagan / Shutterstock.com

先ほど登場した、オンラインホテル予約サイト「ホテルズドットコム」の調査の続編です。2010年発表の調査では、最も愛想のいい・フレンドリーなタクシードライバーが多い都市として「ロンドン」がNo.1に挙げられていましたよね。

世界30カ国2,683人を対象に7つの項目でアンケートを実施した2013年発表の調査では、ロンドンが総合1位に輝いていて(6年連続)、フレンドリーさの項目でもランキング第1位を手にしています。

どうして、ロンドンはこれほどタクシードライバーの評価が世界的に高いのでしょうか?その理由は、1865年からロンドン交通局が実施する「The Knowledge of London」というテストの存在が一般的にいわれています。

日本語訳では「ロンドンの知識」との意味になるテストで、合格までには何段階ものステージがあるのが特徴。

その超難関試験を突破したドライバーの社会的地位はロンドンにおいて高く、運転手たちの接客姿勢には、その職業上の誇りがポジティブに影響しているといわれています。

また、試験に合格したドライバーは日本と違って、個人タクシー(経営者)にいきなりなれます。言い換えれば、合格=経営者デビューが約束されており、自分の一挙手一投足が本業にはね返ってくるので、乗客を無下にはできないマインドに各人がなるのかもしれません。

ちなみに、7つの項目を全て考慮した同調査の総合ランキングでは、第1位にロンドン、第2位にニューヨーク、次いで第3位に東京が入っています。

2014年のランキング第1位:ドゥブロヴニク

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カンクンのタクシー。image by: Art Konovalov / Shutterstock.com

「トリップアドバイザー」が2014年に発表した「旅行者による世界の都市調査」では、ユーザー5万4,000人に対してインターネット調査し、タクシー部門を含む全16項目について0~10点のスコアで評価を依頼して、その平均値を算出し順位を決定しました。

その結果、世界で最もフレンドリーなタクシードライバーが多いと評価された都市は、以下の通りです。

1位:ドゥブロヴニク(クロアチア)

2位:東京

3位:シンガポール

ちなみに2年前である2012年発表の同調査の順位は、以下の結果に。

1位:東京(日本)

2位:カンクン(メキシコ)

3位:シンガポール

残念ながら東京は2位に落ちていますが、その東京を越えるドゥブロヴニクとはどういった都市なのでしょう。

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ドゥブロヴニクのタクシー。image by: Anamaria Mejia / Shutterstock.com

別名を「アドリア海の真珠」といい、世界文化遺産にも指定される場所で、街を囲む城壁が最大の特徴です。ジブリ映画『魔女の宅急便』や『紅の豚』の舞台にも似ている雰囲気。

そもそも論として、クロアチア人は親切で話好きという印象が、ヨーロッパを旅慣れた人には一般にあるのではないでしょうか。

その上、GDP(国内総生産)の20%近くとクロアチアの観光収入は大きいです。観光都市ドゥブロヴニクでは、とくに外貨をもたらす観光客が大切な存在だと予想されます。

調査結果が発表された2014年から見ると、クロアチアのタクシー業界にもいろいろな変化があったみたいです。Uber(ウーバー)の進出や同業者の急増、このところの燃料費の高騰などなど。

その意味で現在は、状況が大きく変わっている可能性もありますが、クロアチアのドゥブロヴニクに観光で訪れた際には、ちょっと運賃が高くなっても、タクシー乗車を一度は体験してみるといいかもしれませんね。

京都のタクシーに注目大!?

日本のタクシーは満足度が上がっているかも

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京都のタクシー。image by: Brostock / Shutterstock.com

もっと新しい調査結果では、親切なタクシードライバーが最も多い都市として、どこが選ばれているのでしょうか。残念ながら「トリップアドバイザー」も「ホテルズドットコム」もその後の調査結果が見当たりませんでした。

世界の都市と日本の都市を比較した場合、日本の各都市のランキングは現在、どのような状態にあるのでしょう。

直近の結果が手元にないのでなんともいえませんが、外国人旅行者の多い日本の観光都市においては、タクシードライバーのサービスがどんどん改善されている可能性が十分にあります。

例えば「フォーリンフレンドリータクシー」という制度が京都で始まっています。

国土交通省と京都市、タクシー業界が連携して生まれた訪日外国人優先タクシーの意味で、全国初となる専用乗り場が、京都駅前の「八条口のりば」と正面口の「烏丸口のりば」に設置。

このフォーリンフレンドタクシーの乗務員になるためには、外国語や接遇の研修を受講し、服装や言葉遣いのルールを守り、ドアサービスや荷物のトランク詰込みなど、プラスアルファのサービスを求められるとの話です。

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京都のタクシー。image by: Shutterstock.com

京都市域訪日外国人向けタクシー認定制度実証実験実行委員会が実施した「フォーリンフレンドリータクシー実証実験に係る調査結果」によると、同タクシーを利用した訪日外国人のうち97.9%の利用者が再利用を希望し、その理由の第一に乗務員のフレンドリーさを挙げています。

もともと評価の高い東京は継続した業界努力があるみたいですし、フォーリンフレンドタクシーの導入で京都の評価まで高まっていくとなれば、世界のタクシー調査の上位に日本の都市が複数入ってくる日も近いかもしれませんね。

参考

Hotels.com annual taxi report

タクシーに関するアンケート調査 – 国土交通省自動車局旅客課

2020年度(第29回)タクシーに関するアンケート調査結果 – 一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会

日本交通、タクシーのクレームが1年で4割減少 – 観光経済新聞

Tokyo Receives High Marks From Travelers According To TripAdvisor World City Survey – Tripadvisor

旅行者による世界の都市調査 – トリップアドバイザー

Hotels.comのタクシー調査、ロンドンが第1位!

London Cabs Rank First in Annual Hotels.com Global Taxi Survey – CISION

Learn the Knowledge of London – TRANSPORT FOR LONDON

クロアチアってどんな国!?徹底解説-クロアチア旅行専門店

クロアチア共和国(Republic of Croatia)基礎データ-外務省

東京タクシーセンターの2021年度「タクシー利用者モニター調査」、「あいさつ」など接客態度が改善-日刊自動車新聞 電子版

フォーリンフレンドリータクシー実証実験に係る調査結果-京都市域訪日外国人向けタクシー認定制度実証実験実行委員会

S.H – インタビュー詳細-洛東グループ

東京・日本交通株式会社は日本交通グループの京阪神エリアの会社-Wantedly

First in Japan-Kyoto City Official Travel Guide

ウーバーがロンドンで営業許可を奪還、欧州最大の市場を確保-Forbes

クロアチアの治安(その2) タクシー利用時の注意点-地球の歩き方

IN 2021, NEARLY 14 MILLION TOURISTS VISITED CROATIA-Croatian National Tourism Board

Will Croatian Taxi Drivers Raise Their Prices Ahead of Tourist Season?-Total Croatia News

Number of taxi drivers in Croatia increases 24-fold in 10 years-Croatia Week

image by:Unsplash

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

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坂本正敬

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