◇卓球全日本選手権第3日(2023年1月25日 東京体育館)

張本智和・早田ひなペア
混合ダブルス準々決勝が行われ、張本智和(IMG)早田ひな(日本生命)組は篠塚大登(愛工大)木原美悠(エリートアカデミー)組を3―0で下し、大会2連覇にあと2勝と迫った。準決勝、決勝はあす26日に行われる。
はりひなが21年世界ユース選手権U19覇者の挑戦を一蹴した。第1ゲームこそ一進一退の攻防が続いたが13―11で奪うと、勢いのまま第2、第3ゲームと連取。ストレートで新進気鋭のペアを下し、2連覇へまた一歩前進した。
試合後の会見でも風格がにじみ出る。張本智は「今大会で一番強い相手で、出だしでリードされたが、経験の差が出たと思う」と余裕の表情。緻密な対策を講じてきたという相手ペアはサーブレシーブで崩す作戦を取ってきたが、ゲーム中に2人で話し合って対応。第3ゲームは相手に3ポイントしか与えず、早田も「終盤になればなるほど自分たちらしいプレーができた」と振り返った。