
イスラエル軍が占拠したガザ市のシファ病院から避難した新生児28人が、緊急治療を受けるため、隣国のエジプトへと搬送されました。
パレスチナ赤新月社は20日、シファ病院からガザ地区南部へと避難していた低体重で生まれた新生児31人のうち28人を国連などの協力を得て、エジプトに搬送したと発表しました。ラファ検問所で待ち受けたエジプトの救急車で、何人かの母親とともに最寄りの病院へと運ばれたということです。
赤新月社は、新生児らの健康状態が悪く、国外で緊急の治療を受けさせる必要があったと説明しています。
シファ病院では、電力不足により保育器の必要な新生児が外に出されており、低体温症などの命の危険が伝えられていました。(ANNニュース)