高知東生 タチが悪いのは薬物より酒乱だと思っていた

高知東生 タチが悪いのは薬物より酒乱だと思っていた

  • アサ芸プラス
  • 更新日:2020/11/20
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●ゲスト:高知東生(たかち・のぼる) 1964年、高知県生まれ。93年、芸能界デビュー。その後、俳優としてNHK大河ドラマをはじめ、多くの映画・ドラマで活躍。またバラエティー番組にも多数出演した。16年6月、違法薬物などの所持容疑で逮捕され、執行猶予4年の実刑判決。20年9月末、執行猶予期間終了。現在は薬物依存の専門病院や自助グループに関わりながら、依存症問題の啓発活動に取り組んでいる。最新著書「生き直す 私は一人ではない」が青志社より発売中。

NHKの大河ドラマにも出演するなど俳優・タレントとして活躍していた高知東生。しかし15年に突然引退すると、翌16年には覚醒剤と大麻所持で逮捕されてしまう。そこにはどんな苦悩があったのか。4年の執行猶予が終わった今、すべてをテリーに打ち明けた。

テリー 9月で4年の執行猶予が終わったんですね。

高知 はい。長かったような短かったような‥‥。自分にとって、すごく大事な4年になりました。

テリー 覚醒剤はいつからやってたんですか。

高知 20歳です。

テリー じゃあ20歳で始めて、51で捕まったんだ。

高知 その間、10年ぐらいやらない時期もあったんですが、そういう仲間に出会って、またやったり。その繰り返しでした。

テリー やってなかった時期っていうのは‥‥。

高知 28歳で芸能界に入って、最初の10年ぐらいは目標もやりがいもあり、必死だったんです。でも、10年ぐらいすると余裕とか自分の型のようなものもできてきて。そのわりに大人になりきれず、中途半端なとがりも消えないままでした。

テリー 28の10年後って40近いですよね。

高知 そうですね。

テリー もうけっこうな年だし、その時は高島(礼子)さんと結婚もされてるじゃないですか。それでもやっちゃったの?

高知 もともと初めて手を出したのが、高知の田舎から上京して、当時、憧れた人たちがディスコのVIPで薬物を使っていたからなんです。で、その仲間に入りたくて、背伸びをしました。

テリー それって注射?

高知 いや、僕は注射は怖かったので、炙りでした。で、その時に「なんだ、これ。大したことないな」と思ってしまったんです。田舎でも悪仲間とシンナーを吸ったりしてましたが、それと同じというか、「この程度なら、いつでもやめられる」と。それで、やっちゃいけないと知りながら、あまり罪の意識がないまま、続けてしまったんです。

テリー まぁ若い時はわかるんです。ヤンチャしたいとか、つい魔が差すとかありますから。でも10年もやめてたのに、またやるっていうのがよくわからない。だって、もう役者として知名度もあるし、若い時とはまったく社会的なポジションが違いますよね。

高知 もちろん使い始めてからも常習していたわけじゃないですよ。僕のネックは薬物を使っている女性と出会ってしまうと、その人と「ちょっと今日ははじける?」みたいに使ってしまっていたんですよね。周りにそういう社長連中もたくさんいて、お金もあってカッコよく見えたんです。

テリー ほんとにバカだね。

高知 はい。

テリー 普通に考えて、そんな社長より高知さんのほうが、よっぽどうらやましいよ。あんな美人の奥さんがいて、俳優としての評価もあってさ。

高知 僕からしたら格好よく見えてしまったんです。

テリー あと、やっぱり軽く考えてたんだろうね。

高知 そうですね。どこかにバレなきゃいい、というのはありました。むしろ薬物より酒乱のほうがタチが悪いと思ってましたし。だから、これはいつでもやめられる、ストレス解消のご褒美だと。そんなふうに勝手に解釈して、使い続けてたんだと思います。

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