菊地成孔、『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』音楽を担当 17曲を書き下ろし

菊地成孔、『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』音楽を担当 17曲を書き下ろし

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  • 更新日:2022/05/14
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菊地成孔

5月27日に公開される映画『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』の音楽を菊地成孔が担当していることが明らかとなった。

本作は、2021年に亡くなった瀬戸内寂聴さんの生誕100年を記念したドキュメンタリー。2022年5月15日で満100歳を迎えるはずであった瀬戸内さんに、17年間にわたり密着し、撮影を続けた中村裕監督が、“誰も知らない瀬戸内寂聴”の姿を切り取った。

音楽を手掛ける菊地は、本作のために全編17曲を書き下ろした。情報発表にあたり、菊地より下記のコメントが寄せられている。

●菊地成孔(音楽)コメント
僕はソリッドな瀬戸内晴美に対してはそこそこ熱心な読者ですが、ソフトな寂聴尼には、紋切り型なも のしか持っていません。思わず微笑んでしまう、狂おしく愛おしいお婆さん。恋愛至上主義者、尼僧、長命で元気だった、自分に正直な老婆。女たらしの小説家サティアンの高弟、飲酒と肉食が健康を害さないと証明した女性。最後の駆け込み寺。唯一無二の存在に見えるけれども、名もなき寂聴は、長い仏教の歴史の中に何人もいたんじゃないかなあ、と思うほどです。

ですが、本作を見て、彼女の最後のロマンス、というものはかくも凄絶で、かくも淡いものか、尼僧は、その徳の高さよりも女性として幸福だったな。と思っています。「花と水」という僕のアルバムの線で。というオファーで、「全曲即興で」というオファーでしたが、画面が美しく、それを見ながらの純即興はいくらでも湧いてきましたが、2曲だけ、寂聴尼に捧げる曲を書きました。

(リアルサウンド編集部)

文=リアルサウンド映画部

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