
バンヤンツリー創設者、中国人旅行者不足は「一時的な現象にすぎない」―中国メディア
中国紙・環球時報(電子版)によると、高級リゾートホテルなどを展開するシンガポール企業、バンヤンツリー・ホールディングスの創設者、ホー・クォンピン氏は米CNBCのインタビューで、中国人旅行者の不足について「心配する必要はない」とし、「彼らは間違いなく戻ってくるだろう」と語り、一時的な現象にすぎないとの認識を示した。
同氏は「1年ほど前、われわれホスピタリティ業界のほとんどが、中国人観光客が回復し始めるのはおそらく今年か来年になるだろうと予想していた」とし、17カ国で60を超えるホテルを運営するバンヤンツリー・ホールディングスについて「中国人客は非常に力強く戻ってきている」と語った。
その上で、欠けているのは「人数を提供してくれる大規模なグループツアーだが、どうせ(われわれの)ホテルには来ない。(中国の)個人旅行者がもっとたくさんいて、彼らはより高額な航空運賃などを支払うことができる」と語った。
同氏は、中国国内の観光市場にも強気の見方を示し、「中国政府ははっきりと明言した。彼らは投資主導の巨額の成長を望んでいるのではなく、消費に基づいた成長を望んでおり、消費は観光に等しい」と語った。(翻訳・編集/柳川)