胃袋がブラックホールの私が知った、大食いがギャップになること

胃袋がブラックホールの私が知った、大食いがギャップになること

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2022/09/23
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待ちに待った仕事のお昼休み。業務に追われ、束の間のひと休みに食べるのは、いつもインスタントのスープパスタのみ。

「それしか食べないからそんなに細いんだよ〜」とか、「もっと食べないとぶっ倒れちゃうよ!」なんて、もう言われ慣れたし聞き飽きた。

「いやー、本当はもっと食べたいんですけど、満腹になると眠くなっちゃうので〜」

あはは、なんて笑いながら、それらの言葉を受け流す。

みんな全く分かっていない。私が本当はどれだけ食べるのかを。胃袋がブラックホールだということを。だからこそ、みんなで食事会に行くと驚かれるその瞬間、私は勝ち誇ったかのような優越感に浸るのだ。

好きな人を拒んだ私。涙を見せなかったことを今は誇りに思う

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実際、私は結構食べる方だと思う。本当に。男性社員たちとお昼に出ると、みんなと同じペースで同じ大盛りの量を、いや、それ以上の量を余裕でたいらげる。お腹が空いているから食べるというより、美味しいから食が進むという方がしっくり来る。

みんなは知らないが、夕食に関しては一人暮らしとは思えない量を準備する。食べることと料理することが好きなのも相まって、結果多くのメニューがテーブルに並ぶのだ。それをハイボールと共に胃に収めていく。この瞬間がたまらない。

美味しくできた味付け、テンポ良くどんどん無くなる料理、そして更に進むお酒。最高。この一言に尽きる。

たぶん、お金に余裕があれば毎日毎食大食いしていると思う。それでもそうしない理由はお金だけではなかった。

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太るのが怖いのだ。だから1日のカロリーと栄養分を考えて食事をするようにしている。沢山食べる夕食も野菜メインの料理ばかり。そして肉や魚でタンパク質をしっかり摂る。お昼は少なくてもそこまでお腹が空いて辛いわけではないし、無理しているわけではないのだ。

そんなさりげない私が私にする気遣いを、なんだか他の人には知られたくないなーなんて思い、大食いのことは特に公言していない。私の食べっぷりを見てもらって、そこで本当だったのだと信じてくれればいい。

あと公言していない理由としては、やはり驚いた表情や後々に話のネタにされるのが面白いからかもしれない。「そんなに細いのに一体どこに入るのー?」「女の子なのにいい食べっぷりだね〜」「いっぱい食べる子っていいよね」と、いい意味でギャップを感じたという声を多数聞く。

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そうなの、私すごいのよ。こんなに細いのに沢山食べられて、それも毎日栄養も気にしてて、でも無理もしてないの。

食事に幸せを強く感じている。だからこそ、食べ物は大切にしたいし、食べることを拒絶もしたくない。沢山作るけど絶対に残さない。外食でも食べられる量しか頼まない。無理ならテイクアウトする。それが私の大食い絶対ルール。ただのSNS映えのために大盛り頼むなんてことは絶対しない。

大盛りご飯の写真を見せても信じてもらえないのは、そういう「映え」だけを狙って頼む輩がいるからだ。そんなのと一緒にされるのは御免なので、自分から大食いとは言わないようにしていたりもする。

食事は楽しく、美味しく、マナー良く、ね。

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Lil'Mii

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