仏教的な説話「虎とイチゴ」が伝える、人生を生き抜く秘訣とは?

仏教的な説話「虎とイチゴ」が伝える、人生を生き抜く秘訣とは?

  • まぐまぐニュース!
  • 更新日:2021/11/25
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仏教的な説話の中に「虎とイチゴ」というお話があることをご存知でしょうか。最後まで読んでも「だから何だ!?」となりそうなお話なのですが、今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では現役精神科医のゆうきゆう先生が、この説話を独自に解説。この中には「人生を生き抜く秘訣が隠されている」と語っています。

人生を変える!「虎とイチゴ」の話

こんにちは、ゆうきゆうです。

みなさん元気でお過ごしでしょうか。

今回は仏教的な説話の中から、こんなお話をご紹介します。

「虎とイチゴ」

ある男が外を歩いていると、突如虎が襲ってきました。

男は当然逃げますが、逃げている途中に崖から落ちてしまいます。

そして偶然生えていた1本の枝をつかみ、危うく転落は免れました。

しかし虎がいるため、この枝から上に登るわけにはいきません。

下に逃げようにも、当然高い位置であるため落ちれば命はありません。

困っていると、枝の近くにネズミが2匹やってきました。

そしてこのネズミたち、枝をかじり始めてしまいます。

「枝が折れてしまう!」と男は大ピンチに陥ります。

すると、男は木の枝の根元にイチゴが生えているのを見つけます。

そして彼はそのイチゴを手にとり、パクっと食べました。

おいしかった。

これで話はおわりです。

…だから何なんだ!?と。

その後どうなった、という解説もなしです。

この話はいったい、何を表しているのでしょうか。

人生を生き抜く秘訣

実はこれは、人生における教訓を表しています。

虎に追われただけでなく、さらに崖から落ちそう、という恐ろしい状況でも、男は目の前にあったおいしいものを食べて「幸せだな」と感じたのです。

これが人生の秘訣だ、と言うことができるのではないでしょうか。

過去のことを悔やんだり、未来のことを心配したり、現在ですとコロナウイルスやその他の病気なども、心配していたらキリがありません。

そして、世界情勢・仕事・人間関係など全てにおいてパーフェクトな状態は、なかなかありません。

どんな人も心配ごと、イラっとくること、悲しいこと…たくさんの悩みを抱えているのです。

それを全部解決しようとしても終わりが見えませんね。

それはそれで置いておいて、目の前のこと「生きててよかった」と感じられる瞬間を味わって楽しみなさい

と、この説話は教えているのではないでしょうか。

「根本的に解決しなきゃ僕は人生を楽しめないんだ」
「これを解決しなきゃ自分は生きていけないんだ」

そんなことばかり考えているうちに、時間が過ぎておじいさんおばあさんになってしまうでしょう。

今まで地球に本当にたくさんの人類が生まれてきましたが、悩みがなかった人なんて、一人もいなかったと思うのです。

何かを抱えながらも【今この瞬間を楽しもう】この考えを、どうか心に留めていただけますと幸いです。

解決してあげるのはやめよう!

ちなみにこれは自分だけでなく、周囲への対応でも応用できます。

例えば人が悩んだり苦しんでいたりするとき、とにかく「悩みを聞いて解決してあげよう!」とするのではなく

お茶を入れてあげる、おいしいものを一緒に食べる、もしくは話を聞いて受け入れることで、その瞬間だけでも「良かった」と感じてもらう。

これがなんだかんだ言って、一番の悩みの解決法・安らげる方法なのです。

無理をしてでも悩みを解決しよう、と考えるのではなく

【一緒の時間を楽しく過ごそう】

そう考えることがおすすめです。

というわけで「虎とイチゴ」の話はいかがでしたでしょうか。

少しでも得られるものがありましたら大変うれしいです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

image by:Shutterstock.com

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