
テレビ熊本
新たな「就職活動のカタチ」となるのでしょうか?企業で働く社員と就職活動を行う学生がスポーツで交流を深めるイベント、「就活応援大運動会」が先日、御船町で初めて開かれました。
【参加者】
「西田精麦の村岡といいます。よろしくお願いします」
「スローライフ芳寿会の橋本といいます。よろしくお願いします」
「学園大学です。よろしくお願いします」
この日、学生たちを集めて開かれたのは「就活応援大運動会」です。
慣れないスーツに身を包み、「初めて会う面接官に自分を売り込まなければならない」という学生にとっては堅苦しいイメージがある就職活動…。
このイベントは企業の社員とスポーツで交流を深めありのままの自分をPRしてほしいと益城町の『トヨダ体育教室』が初めて企画しました。
参加したのは熊本県内の企業9社で働く社員と県内の大学や専門学校に通う学生あわせておよそ90人。運営スタッフ含む
社員と学生が一緒にチームを組みます。
最初の競技は障害物競走。
縄跳びや玉入れなどチームみんなでバトンをつなぎます。
〇×クイズに借り物競争と様々な競技が続きます。
【ゲームの様子】
競技の合間には各企業から学生に向けてのアピールタイムも。
企業からは役員から新入社員まで幅広く参加し会社や仕事の魅力を伝えます。
【大嶌屋】
「若手が活躍できる環境が最大の魅力」
【アデル・カーズ】
「4年連続で顧客満足度第1位を獲得しています」
企業側は優秀な人材を逃すまいと必死にアピール。
学生たちは真剣に耳を傾けていました。
最後はチーム対抗リレー。
最初は緊張した様子が見られた学生たちも社員との親睦が深まったようです。
表彰式ではこれからの就職活動などに役立ててもらおうと上位に入賞したチームに
賞金が贈られました。
【参加者】
「普段の姿が見られることでこれからどうやって成長するか見える」
「スーツ着てお互い話すよりもお互いに汗流しながらというのがめちゃくちゃよかった」
運動会終了後には企業説明会も開かれました。
【スローライフ 芳寿会 田端 大士さん】
「夜勤終わったら休みだからゆっくりできる。プライベートな時間も作りやすくなる」
【学生】
「もともと近しい人がこの業界にいて興味があった。インターンシップなどで
またお世話になる機会があったらぜひよろしくお願いします」
【トヨダ体育教室 早田 将太さん】
「子どもたちに運動を教えている。すごく楽しい現場が多い」
これまで知らなかった仕事や企業を知るきっかけにつながったようです。
【学生】
「消防士になりたい。それ以外も見てみたいと思ってこのイベントに参加したら
色々な企業や職種があって興味がわいた」
人事担当者も「学生のありのままの姿を見ることができた」とこのイベントに手ごたえを感じています。
【大嶌屋 人事担当 下田 優里さん】
「ちょっとした時の声掛けや周りをよく見ている子というのがこの場ですごく見れた。選考では見えない部分だなと思った」
「トヨダ体育教室」はこの「就活応援大運動会」を今後は採用活動とインターンシップの募集が始まる前の時期に年2回行っていきたいとしています。