『メトロイド ドレッド』クリアーレビュー。“E.M.M.I.”の恐怖と爽快アクションがクセになる! ゲーム中盤までで体験できる要素の魅力をお届け

『メトロイド ドレッド』クリアーレビュー。“E.M.M.I.”の恐怖と爽快アクションがクセになる! ゲーム中盤までで体験できる要素の魅力をお届け

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  • 更新日:2021/10/14

2021年10月8日に発売された『メトロイド』シリーズ最新作のNintendo Switch用ソフト『メトロイド ドレッド』。2Dアクションの『メトロイド』シリーズとしては『メトロイド フュージョン』から19年ぶりの新作となる。

前回の記事では、ゲーム序盤の内容の紹介したが、本記事では中盤までプレイした時点でのリポートをお届けする。なお、本作のプロデューサーを務める坂本賀勇氏へのインタビュー記事も掲載しているので、ゲームの内容が気になる方はそちらも併せてチェックしてほしい。

関連記事『メトロイド ドレッド』レビュー。恐怖と緊張がやみつきに! 選ぶべきは闘争か、逃走か2021年10月8日発売予定のNintendo Switch用ソフト『メトロイド ドレッド』のプレイレビューをお届け。関連記事『メトロイド ドレッド』坂本賀勇氏インタビュー。19年ぶりの最新作は2Dアクション『メトロイド』の集大成2021年10月8日発売のNitendo Switch用ソフト『メトロイド ドレッド』のプロデューサーを務める坂本賀勇氏へのインタビューを掲載。

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探索するにつれピースがつながっていく快感

上で紹介した通り、本作は2D探索アクション『メトロイド』の最新作。広大な2Dのマップを探索してパワーアップアイテムを獲得することで、さらに探索できる範囲が広がっていく。装備の強化、プレイヤーの成長とともに行ける場所が増えるゲームデザインだ。

近年、こうしたゲームは“メトロイドヴァニア”と呼ばれ大きな人気を博す一方で、リリースされたゲームの中には、エリアを探索する際「また引き返さなきゃいけないのか……」と、マップ構造などの問題でプレイ自体を面倒に感じてしまうものも少なくない。

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その点、“本家”たる本作はそういったことはまったく感じさせない。それどころか筆者は「新しく手に入れたこの装備のギミック、前に見たことあるぞ!」と好奇心からワクワクしながら引き返していた。プレイヤーのモチベーションを保つ絶妙なバランスで、パワーアップアイテムが各所に配置されているからだろう。

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プレイ中、道に迷うこともあったが、いろいろな場所を探索しているうちに自然に進行ルートが開けていく。最低限のアイテムを入手すれば物語を進めることもできるものの、ついつい探索中に見つけたパワーアップアイテムはすべて取りに行きたくなってしまう。

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サムスが足を踏み入れることになるエリアはいずれも個性的で、マグマが溜まっている“カタリス”や、床が水没している“バルエニア”など、エリアによって景色や出現する敵も異なるので、新たなエリアに入るたびに新鮮な気持ちでプレイできた。

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任天堂とマーキュリースチームエンターテインメントが『メトロイド サムスリターンズ』からさらに磨き上げたアクションの手触りも見事。“メレーアクション”をはじめ、ひとつひとつのアクションのテンポがよく、心地いい。

ビームを連射して敵を倒していけば簡単な操作で進めるし、耐久値が高い敵は、ミサイルによる高火力攻撃で殲滅できる。状況や敵の種類に応じて攻撃手段を取捨選択しながら戦い、どんどん先に進んでいくおもしろさはじつに『メトロイド』らしい。

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“恐怖”と戦うおもしろさ

メトロイド ドレッド』の最大の特徴である“E.M.M.I.”。“E.M.M.I.ゾーン”という特定の場所に登場し、サムスを捕まえようと追跡してくる敵で、サムスを捕まえるやいなや一撃で命を奪う、同じ空間にいるだけで緊張してしまう、まさしく恐怖の存在だ。捕まってしまったときは、特定のモーションにメレーカウンター可能だが、そのタイミングは非常にシビアで、ゲーム内では“99%の確率で不可能”と説明されている。実際、筆者もほとんどの場合は逃げきれずゲームオーバーになってしまった。

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本作に登場するE.M.M.I.は7体。どの個体も特徴が異なり、ゲームが進むにつれて、より恐ろしい特徴を持つ個体が登場するようになる。序盤のE.M.M.I.はサムスと同程度の速度で追ってくるためなんとか撒くことができた。しかし2体目、3体目とゲームが進むにつれて、E.M.M.I.の性能もどんどん上がっていく。どれだけゲームに慣れようと、「つぎのE.M.M.I.はこれまでより強力」という恐怖がまとわりつくだろう。

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ただ、強くなっていくのはE.M.M.I.だけではない。探索を進めていくにつれて、サムスのスーツやアクションも強力になっていく。探索で獲得した新たなアクションをどのように活用してE.M.M.I.から逃げるか。逃げ道を考えながら頭をフル回転させてマップを走り回る楽しさは唯一無二だ。気づけば筆者は、「つぎはどんなE.M.M.I.が来るんだろう……」と、不安と恐怖を抱きながらもどこかワクワクするような心持ちになっていた。

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それでも、突然現れるE.M.M.I.にはびっくりするし、活動を停止する瞬間まで襲いかかってくる姿はとても怖い。逃げ切ったときは、楽しいと思うと同時にホッと安堵する自分がいた。ゲーム全体を通して立ちはだかる E.M.M.I.たちは、これまでのシリーズをプレイしてきたファンにも緊張と新たな楽しさを与え、『メトロイド』の新しい味を引き出す最高のスパイスと言えるだろう。

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前述した通り、本作の舞台である惑星ZDRはさまざまなエリアに分かれているのだが、各エリアに個性的なボスが登場する。その中には過去のシリーズでもおなじみの“クレイド”も登場。『メトロイド』としては初めてのHD画質の美麗なグラフィックで生まれ変わったクレイドは、過去のものとは一線を画す迫力だ。戦闘では、過去シリーズを思い出させるような攻撃をくり出してくるのだが、新たなギミックも用意されており、懐かしくも新しいクレイド戦を楽しめた。

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クレイドに限らず、どのボスも当然簡単には倒せない。それゆえの、突破口を見つけるまでの緊張感と撃破の糸口を見つけたときの高揚感。その時点で使えるアクションを駆使して戦うバトルはヒリつくようなおもしろさだ。筆者はボスたちとの戦闘時、ゲームオーバーになってしまうことも何度かあったのだが、再挑戦して激戦の末にボスを倒せたときにはつい深く息を吐いてしまうくらい、大きな達成感が味わえた。

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こちらは最初に戦うことになるボスのコルピウス。序盤のボスだと侮っていたらあっさりゲームオーバーになってしまった

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ただミサイルを連射するだけでは勝てない、絶妙なバランスだ

ここまで紹介してきたように、腕が上達していくにつれて探索が楽しくなる気持ちのいいアクションや、そのアクションを駆使ながら隠されたアイテムを発見する楽しさ、力技だけでは抜け出せないE.M.M.I.ゾーン、そして、白熱必至のボスとのバトルなど、さまざまな魅力が詰まった本作。アクションゲームとしての難度は比較的高いように感じるが、コンティニュー後の再スタート地点は倒されてしまった場所から近く、すぐにリトライできるので、『メトロイド』に興味がある人にはシリーズ入門としてもオススメしたい1本だ。

(C)Nintendo

※画面は開発中のものです。

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