
21日の県内は各地で今シーズン一番の冷え込みに。高岡市の雨晴海岸では海面から霧が立ちのぼる「けあらし」が見られた。
21日の県内は各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。高岡市の雨晴海岸では21日朝、海面から霧が立ちのぼる「けあらし」が見られました。
21日朝早く雨晴海岸では、富山湾の向こうに立山連峰を望む風景が徐々に明るくなるころ、海面から「けあらし」が現れ始めました。
そして午前7時前、山の稜線から日が昇ると、けあらしは黄金色に染まり、富山湾に浮かぶ女岩とともに神秘的な光景を作り出しました。
けあらしは、海面から立ちのぼる水蒸気が冷たい空気に触れて霧のように見える現象で、この季節晴れて冷え込んだ朝にだけ見ることができます。
現地を訪れた人たちは、自然が織りなす絶景に魅了されていました。
富山市から来た男性
「5時ちょっと前から(待っていた)。写真日和ですね、きょうはね」
岡山県から来た女性
「立山が海から見える写真が大好きで、素敵です。来れてよかったと思います」
21日朝県内は、放射冷却により冷え込みました。朝の最低気温は上市町東種で氷点下0.1度で、県内の観測地点では今シーズン初めて氷点下となりました。こうした中富山地方気象台は、21日朝に2023年の初霜を観測したと発表しました。
平年より4日、2022年より12日早い観測です。