来季川崎入りの流通経大DF佐々木旭が関東大学サッカーリーグMVP「プレーの幅広がった」CBで優勝貢献

来季川崎入りの流通経大DF佐々木旭が関東大学サッカーリーグMVP「プレーの幅広がった」CBで優勝貢献

  • スポーツ報知
  • 更新日:2021/11/25
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第95回関東大学サッカーリーグの表彰式が21日に東京都内で行われ、MVPには12年ぶり4度目の1部優勝を果たした流通経大からDF佐々木旭(来季川崎入団)が選ばれた。

チームは13日、3連覇を狙う明大を下してリーグ制覇。2部優勝から1年で1部の頂点まで駆け上がった。センターバックとして明大戦では決勝点のアシストもした佐々木は「狙っていた」とシーズン前に掲げた個人の目標も達成。「すごくうれしかった。この賞を取れたのもチームが優勝したから。チームメートと使ってくれた監督には感謝したい。センターバックでMVPが取れて良かった」と光り輝くメダルを首に、破顔した。

佐々木にとって、シーズン序盤は想像していない形での受賞だった。J1王者・川崎への加入が決定した集大成のラスト1年。「違いを見せないといけない」と意気込み、川崎で最も起用が見込まれ「自分の中で勝負する」と決めていた左サイドバックで進化を図るつもりだった。しかし、チームでは1学年上のセンターバックが抜けた影響もあり、失点が目立っていた。そこでテコ入れの意味合いもあり、早い段階から佐々木が抜てきされたのだ。

当初は「嫌な時期もあった。運動量の(落ちる)部分とか不安な気持ちになっていた」と中野雄二監督にポジションの希望を伝えたこともあったいう。だが、前向きになりきれない気持ちを変えたのは、昨季ボランチながらセンターバックとして流通経大の堅守を支えた浦和MF伊藤敦樹の電話だった。「ためになることはあるから」。周囲の支えを胸に、映像を見るなど勉強。「自分も頑張ろうと思えたし、身近な先輩が活躍してるのを見て、もっとやらないとって感じた」と浦和でも主力を張る先輩の言葉は特に励みになった。

大学2年時にDFに転向するまではトップ下などのポジションを担っていたこともあり、体を張った守備だけでなく的確なパスで攻撃の起点にも。リーグ戦を戦い抜き「プレーの幅も広がるし、センターバックをやったから成長できた部分も多かった。フィードもだし、サイドバックに戻ったときにセンターバックの気持ちもわかる。対人の強さを鍛えるいい機会だった」と充実した表情で振り返った。

中野監督も「後半戦の伸びは目を見張るほど」と評価。チームでの役割についても考えが広がった佐々木は、「プロの世界でも、もしかしたら自分がやりたくないと感じるところでもやることはあると思う。その時にどれだけ高いクオリティでプレーできるかが大事」と思いがけない挑戦が先のキャリアに必ず生きることを確信している。

全国選手権(12月8日~)まで試合がないため、22日から1週間、川崎で内定発表後初となる練習参加をしている。トップクラスの環境で多くを吸収すると同時に、「最初が一番大事。戦える選手だということを示したい」。今夏ベルギー・サンジロワーズに移籍した日本代表MF三笘薫や同DF旗手怜央に続き、今季川崎ではMF橘田健人がルーキーとして奮闘。来季加入選手への期待も大きい。「実際対戦もしていたし、その選手がJの舞台であれほど活躍できているのはすごいこと。自分たちもあれ以上にやらないとその先はないと思うので、頑張りたい」と強い覚悟で挑む。

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