
ソフトバンク・松田宣浩(右)は杉山一樹(左)に声をかけるなどチームを盛り上げた(撮影・村本聡)
(パ・リーグ、ソフトバンク7-3楽天、ソフトバンク7勝6敗、13回戦、5日、ペイペイD)ソフトバンクは連敗を「2」で止め、2位に浮上した。松田宣浩内野手(39)が1軍昇格して「7番・三塁」で先発。一回2死満塁で適時内野安打を放った。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。
――カード頭を勝利
「大変ですね。選手が離脱でなかなかいない中、全員でやるしかないので。きょうは中継ぎをほぼ使ってしまうような形になりましたけど、中継ぎの投手に頑張ってもらって、やっていきたいです」
――先発の杉山は4回⅓を投げて1失点
「ある程度ゾーンに投げられるようになってきている。千賀がこういう形(新型コロナウイルス陽性判定)になって、札幌から移動して投げるという本当にしんどい先発だったと思いますけど。何とか要所をしのいで投げてくれたと思います」
――五回の交代というのは
「80球から100球と決めていた。先発が札幌から移動して投げるなんてなかなかないよ。選手に聞いても、腰が重いとか体が重いとか言っていたので。その中で杉山が投げてくれているわけで。五回は投げさせてやりたかったけど、走者1人ならいこうかとなっていたけど。ゲームは勝たないといけないし。勝つためにやっているわけですからね」
――監督としてはよくやってくれたと
「まだまだ物足りないところはありますけどね。札幌から移動してきた中で、きょうの朝から。きょう先発して、投げてくれて感謝ですね」
――五回1死一、二塁からバトンを受けた松本が好救援。勝利投手にもなった
「先発投手が頑張ってくれたら松本を七回というのも考えているし。今、中継ぎ陣のジョーカーですね。松本が」
――松田が適時打。ベンチの雰囲気は
「試合は始まる前からすごく元気があって。若い選手もきのう(日本ハム戦、札幌ドーム)5時間ゲームして、帰ってきて疲れている中でね。盛り上がってベンチやってくれたと思います」
――改めて存在感を感じた
「チームをすごく盛り上げてくれた。ああいう渋さというか、マッチ(松田)が1人いるだけで明るくなる。3打席で交代しましたけど、帰ってきても『よっしゃいくぞ!』と。若い選手も見習って、早く覚えてほしいです。海野あたりがきょうはすごく元気で、マッチがきて同じように声を出していたので。あと(野村)勇と」
――2-1の五回無死一塁でデスパイネが6号2ラン、中村晃が3号ソロと連続弾
「そこは一番。追加点というところでは大きかったです」