小泉今日子、プロデュース業にまい進する理由「“できなかったこと”のほうに興味が湧いて...」

小泉今日子、プロデュース業にまい進する理由「“できなかったこと”のほうに興味が湧いて...」

  • TOKYO FM
  • 更新日:2020/09/22
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アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。9月10日(木)の放送は、女優・小泉今日子さんがゲストに登場。アイドル時代の活動を振り返り、プロデュース業に込めた思いについて語ってくれました。

(左から)坂本美雨、小泉今日子さん

坂本:小泉今日子さんは女優、歌手、そしてプロデューサーとして活動されています。歌手としてのデビューは1982年ですので、キャリアがとても長いです。最初の楽曲「私の16才」から何曲発表したのかと言いますと、104タイトル726曲です。8月には全楽曲のサブスクリプション配信が解禁されましたね。「学園天国」や「なんてったってアイドル」といった名曲たちを、当時まだ生まれていなかった若い人たちが聴いています。

小泉:そうですね。最近の10代・20代の若い人たちは、宝探しみたいに昭和のアイドルソングを発掘してくださるんです。リアルタイムでは私のことをまったく知らないんだけど、私の若い頃の写真をSNSなどでたくさん公開してくれて。「キョンキョン、かわいい!」といったコメントが書かれていると、「なんかすみません。ありがとうございます」って気持ちになります(笑)。最近はあれぐらいの頃の文化が注目されているので、サブスク解禁は若い子ほどよろこんでくれたのかもしれないですね。

坂本:これまでの経験を重ねて楽曲を聴き直すと、ご自身の歌をどんなふうに感じますか?

小泉:私はあまり歌が上手ではなくて、当時は下手くそって言われていたんですね。だから、ちょっとコンプレックスというか、モヤっとしたものを抱えていたんです。だけど、あらためて自分の歌を聴くと「元気でいいな。当時の自分にしか歌えない曲だったんだな」って思えるようになりました。自分のアルバムを眺めているような心境になりますね。

坂本:そうなんですね。当時はとんでもない忙しさだったと思います。アイドル時代のことを覚えていらっしゃいますか?

小泉:最初の1年間ぐらいは仕事の勝手がわからなかったので、ほとんど記憶がありません。だけど、いい大人たちとたくさん出会うことができました。私は今プロデュース業を楽しくやらせていただいていますが、その土壌を育ててくれた方たちが、周りにたくさんいたんです。「あなたはどう思う?」「あなただったらどうする?」みたいに、いつも意見を聞いてくれたんです。レコードのB面を全部自分でコーディネートさせてくれたりもしたんですよ。

坂本:へぇー!

小泉:「作詞はあの人に任せようとしたんだけど、忙しくて書けないみたい。どうする? 書いてみる?」といったこともありました。いろんなことを導いてくれた人たちがいて、“プロデュースをする側の意識”を育ててもらいましたね。

(中略)

坂本:小泉今日子さんは裏方さんとしてのプロデュース業だったり、新しく映画を製作されたり、いつもいろんなことにチャレンジされていますよね。新しいことに挑戦されるモチベーションは何でしょうか。

小泉:自分が面白いな、と思う人が目に入っちゃうんですよね。プロデュース業は、子どもが「見て見て、すごいでしょう」って言っている感覚と同じなんですよ(笑)。「この人、すっごくカッコいいんだってば!」「この人、面白くていい役者だよ!」っていうのを、誰かに言いたくて仕方ない感覚なのかもしれないです。

坂本:自分が表に出たい気持ちというのは湧かないのでしょうか。

小泉:もともと、自分はすごく若い頃に自身の道が決まってしまったんです。だからなのか、“できなかったこと”のほうに興味が湧いてきます。

坂本:そうなんですね。

小泉:とは言っても、これまでの活動や応援してくださった方々には責任を感じてはいるので、自分のできる範囲で女優とか歌手とかの活動は続けていきたいなと思っています。全部をひっくるめて、自分がプロデュースするものに興味を持っていただけたらうれしいですね。

坂本:ご自身が光を浴びる側にいて、そこからみんなに光を当てる側に変化したんですね。その切り替わりがとてもナチュラルで、ビックリしています。

小泉:過去にそういったモデルの方はあまりいないかもしれないですね。でもみんなが表現者だし、パフォーマンスをする人はみんなある程度の“裏方感”を持っていると思うんです。若い俳優さんや表現者の方は、常識に捉われないでいろんなドアを開けています。若い方たちは俳優たちで集まって映画を作ったりしているそうなので、今後が楽しみだなと思っています。

坂本:撮影技術も表現の場もたくさんありますからね。

小泉:そうですね。パソコンさえあればいろんなことができますから。

坂本:小泉さんの言葉に勇気づけられました。ありがとうございます。

小泉さんの会社「明後日」主催の公演が2020年10月1日(木)から本多劇場にてスタートします。チケット等詳細は公式サイトをご確認ください。

9月15日(火)のゲストは、武田真治さんです。毎回、多彩なゲストとの楽しいトークや素敵な音楽をお届けします。お楽しみに!

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聴取期限 2020年9月18日(金)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/dear/

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