瀕死の状態で保護された猫は超凶暴だったけど...今はとっても甘えんぼ!

瀕死の状態で保護された猫は超凶暴だったけど...今はとっても甘えんぼ!

  • ねこちゃんホンポ
  • 更新日:2018/07/22

保護猫をお迎えしようと思った経緯

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もう十数年もの昔、夕方の愛犬の散歩をしていた時に、生後二か月くらいの真っ白な子猫が、鳴きながら私の方へ駆け寄って来た出来事がありました。暗くなり、人通りも少なくなった資材置き場の片隅で、お腹も空いていたのでしょう。

犬を連れている人間でも、とにかく何でも良いから保護して欲しいとの一心で、必死に駆け寄って来たのだと思います。動物が好きな私はその子をお迎えしようとしましたが、残念ながら愛犬が激しく拒絶を示したため、我が家への家族にはなれませんでした。

私はその出来事をすっかり忘れていたのですが、子供たちが他県へ就職をして子育て卒業となった頃を機に、時折思い出しては悔やみ、悶々とした日々を送るようになりました。

ある日、ネットで里親募集をしている大型サイトが目に留まり、偶然にもあの時の白い子猫に良く似た子が載っていました。やはり私には白い子猫との「ご縁」があったのだろうと、我が家へお迎えするに至りました。

保護猫の経歴

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一言に「保護猫」と言っても、保健所から市町村で里親募集をしている施設や、保護団体としての施設。個人で慈善活動をされている方々と、いろいろな人が関わっています。

私の場合、ご自分の仕事を持ちつつ個人で保健所からの引き出しをされている方でした。処分を待つしかない命を救い上げ、必要であれば自費で動物病院へ治療を受けさせて、里親さんへお譲りされておりました。

瀕死のところをレスキューされた

中には、治療の甲斐なく虹の橋を渡って行くのを数多く見送り、心が折れそうになった事もあったそうです。戴いたこの子も、兄弟らしい子と一緒に保健所から引出しだったそうです。

残酷ですが「処分」目的の施設にまともな食事や病気等の治療設備などありません。二匹とも瀕死の状態での引き取りで、即入院状態だったそうです。

体力があった子が先に逝ってしまい、もう二匹とも助からないと覚悟をされたのだそうですが、子猫は奇跡的に助かって私の許へ来てくれました。

人への恐怖心

でも、既に人間が怖くなっていたのか、なかなか触らせては貰えませでした。目薬を点すのも爪切りも嫌なので、抱っこどころか捕まえる事も儘ならない子で、病院へ行くためのキャリーへ入れるのさえ一苦労。

遊びもその延長になっていて、触ろうものなら容赦なく爪と牙を剥くので、私の手足は毎日血塗れでボロボロ。見掛けに依らず、野獣みたいに凶暴なので、この(愛情を込めて)ブサイクちゃんを、(容赦なく咬むので)「ガブリエル」と名付ければ良かったなと笑ったりもしました。

凶暴猫を改心させるために奮闘

本当に野性味溢れる凶暴子猫ちゃんでした。この凶暴な悪魔ちゃんをどうにかして天使に変身させようと、猫を飼っている人から話を聞いたり、ネットで検索したりと調べて行くうちに、子猫は兄弟でじゃれあって社会性を身に着け、咬み付く加減を覚えて行くのだと知りました。

丁度生後二か月くらいの、この子の月齢時期に大切な社会性を学ぶ兄弟を失っているのですから、これはもう飼い主である私が教えて諭すしかありません。

血塗れになっても叩いたりは決してせず、酷い咬み付きや引っ掻きには、猫の怒った時の低い声を真似すると、我に返るのかパッと止める事を覚えてくれました。ちなみにじゃれている時にエスカレートしてイカ耳状態になった時に、注意のタイミングの目安としています。

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「ほぼ野良ちゃん」ではありましたが、一年が経過した最近では私だけでなく、時々帰省する家族に対する警戒心も和らいで来たように思います。

里親元の方に感謝

当時約二か月の子猫は、急に環境が変わったにも関わらず、トイレ等の基本的な躾がきちんと出来ており、良く遊ぶし食事も良く食べてくれます。里親募集されていた方が、どれだけ愛情を注いで大切に育てられていたのかが良く分かりました。警戒しつつも少しずつ心を開いてくれているのが見て取れて、本当はとてもいい子なのだと気付けて嬉しいです。

愛猫のいま

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私は「言葉を掛ける」様にしています。例え言葉を理解出来なくても、いつか理解してくれるのではと期待を持って。お迎えした当初は、滅多に鳴かない子でしたが、最近は「自我」が出て来たのか、言葉数は少ないけれども返事をしてくれるようになりました。

先日通院中の車内で、初めて大きな声で不安を何度も訴えて来た事がありました。そこで私は「大丈夫だよ~」「怖くないからね~」と都度返事をしてあげました。

今回の病院では、注射無し。状態チェックのみの投薬処方で、私の言葉通りだったせいなのかは判りませんが、それ以降、この子が今まで私に対して設けていた「安全者間距離」が狭くなったように思えます。

とってこーいも出来るように!

しかも、ここ数か月前頃から、丸めた(未使用で清潔な)アルミ箔を小さなボール状にして投げてやると、なんとそれを追い駆けて、私の所へ咥えて持って来るのです。

「犬みたい・・・」と思われる方もいらっしゃるかもですが、実は昔飼っていた黒猫ちゃんも、同じ様に「取ってコ~イ!」が出来る子だったので、この子もそうなんだな~と嬉しくなってしまいました。

私は、猫に「取ってコ~イ」が出来るとは聞いた事が無いので、ちょっとだけ嬉しい自慢にしています。病気治療中で遠回りをしてしまいましたが、咬み付きと引っ掻きは落ち着いて来たものの、やっぱり夢中になると、野生がひょっこり出てしまいます。

まあ、それでももっと日を重ねれば、私とこの白猫ちゃんはとても良い関係が築けているのではないかなと思っています。

まとめ

去年、私は初めて「保護猫」の里親になりました。十数年前に出会った子猫を愛犬が寛大に受け入れてくれていれば、もしかしたら「保護猫」の「存在」や「ご縁」は知り得なかったままだったのかも知れません。

「保護」には団体や個人等あり、皆さん日々「消されてしまう小さな命の現実」と正面から向き合っておられます。「命」あるものに向き合うには、生かすための「覚悟」や「出費」そしてそれらを持続させる「根気」が必要です。

「保護猫」が居る時点で、小さな命へ背を向けた人が残念ながら存在しているのも事実です。血統書付きであろうと雑種であろうと、子猫であれば性格形成は飼い主さんの腕次第なのです。成猫であっても、保護猫であればみな穏やかな子へ育成されているそうです。

人から辛い目に遭っても尚、人に寄り添っても良いよと言ってくれているみたいです。

きっと癒してくれると思います。ひらたく言えば、飼い主さんの「愛情」さえあれば、その子たちは家族として幸せになれるのです。もしも猫をお迎えしようかと思われている方がいらっしゃるのであれば、是非「保護猫」をご検討くだされば幸いです。

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