恋愛感情、性愛のない結婚“友情結婚”とは? 「友情結婚相談所」を直撃

恋愛感情、性愛のない結婚“友情結婚”とは? 「友情結婚相談所」を直撃

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2017/09/15
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友情結婚相談所「カラーズ」の中村代表

日本の未婚率がじわじわ上昇していっている中、自分は結婚できないかもしれない、そもそも恋愛の始め方がわからないと思っている人も多いのではないだろうか。昨年、ドラマ『逃げ恥』でスポットライトを浴びた“契約結婚”。ドラマだけの世界と思いきや、今や恋愛じゃない結婚、つまり友情結婚の相手を探すための結婚相談所が誕生している。恋愛じゃない結婚相手を探すとはどういうことなのか。そこで友情結婚相談所「カラーズ」の代表・中村氏にその実態を聞いた。

――友情・契約結婚の相談所を作ろうと思ったきっかけは?

中村:LGBTの活動を表立って行っているのはカミングアウトをしている数少ない方です。活動されている方は当然カミングアウトしている側の話をされます。日本はカミングアウトしていない人のほうが圧倒的に多いんですよ。カミングアウトしていない人たちは、注目もしてもらいたくないし、普通の生活をしたいと思っている方が多い。誰もが希望するライフスタイルを獲得してほしいので、カミングアウトしていない方のための結婚相談所を立ち上げました。

――どのような会員がいるのか?

中村:自身のマイノリティを誰にも言いたくなくて、恋愛結婚に疑問を持っているものの、ちゃんと結婚を希望されている人たちです。籍だけ婚のような結婚を希望される方はお手伝いしておりません。

友情結婚の大前提は、異性に恋愛感情で性愛がない、つまり性行為がないことです。たまに恋愛感情を持つ方もいらっしゃいますが、性行為ができないんです。自然に出会った方だと性愛がないことを伝えられないことが多い。恋愛部分が負担になるんです。逆に、恋愛しようとして入ってこられる方はあまりいません。恋愛をしようとして入会を希望される方で、恋愛感情、性愛がある人は一般の婚活ができるのでお断りしています。

――会員のセクシャリティの比率、年齢層は?

中村:男性はゲイの方の比率が多いです。ゲイといっても、いろいろな方がいて「男性と付き合ったことも性的関係を持ったこともない」、「男性に興味はあるけど性的関係は無理」というような方は多いですね。女性はレズビアンというより、ノンセク(恋愛有・性欲無)、Aセク(恋愛・性欲ともに無)が多いです。意外と、ご自分のセクシャリティを婚活するまで自覚されていない方が多いんです。恋愛感情が持てないままに結婚しなくてはという思いにかられて、普通の婚活をしていく中で、異性に性的な目で見られることに苦痛を覚えてこの結婚相談所に来られる方が多いですね。

会員の年齢層は他の結婚相談所と同じです。男性は一番多いのは30代、女性は20代後半から30代前半ですね。

――お見合い相手の紹介の仕方は?

中村:まず初めに、ご自身の希望条件を伺います。一般の結婚相談所より倍以上の項目を確認しています。他にはない項目としては、同居をしたいかどうか、子どもを欲しいかどうか、妊活の方法(人工授精なのかどうか)、恋愛活動(外部で恋愛をしてもいいのかどうか)があります。面談ではその方が絶対に譲れないポイントを伺って、1人1人ご紹介しています。そして、ご紹介してからお見合い、交際、そして成婚まで報告をしてもらい、アドバイスをします。恋愛感情がない分、義務的にビジネスのようにルールを作らないと疎遠になってしまいがちなので。

――成婚した夫婦はどんなタイプが多い?

中村:さまざまなんですが、みなさんいつも一緒の仲良し夫婦というより、空気のように落ち着いた関係の夫婦が多いですね。うちでは成婚者の会を2か月に1度のペースで行っています。友情結婚をされていることは口外しないので、同じ境遇の人たちとつながれるようにこのような機会を設けています。

先ほどお話ししたように、希望条件をお金のことや老後のことなどを細かく聞いた冊子を使って婚活をして、成婚した時にその冊子の内容を覚書みたいなものにして保管してもらっています。それを見ながら、1年に1度話し合いの場を作るようにアドバイスしています。恋愛はどうしても自分を良く見てもらいたいと思いがちですが、友情結婚だと共通の部分があればあるほどうまくいくので自分のことをより知ってもらいたいという方たちがうまくいっていますね。

具体的な夫婦で言うと、絶対条件が子供を希望しない人だった女性と、経済的にも精神的にも自立した女性を希望する男性がご成婚されました。2人の共通点は面倒くさがらずとことん話し合えること。その2人は交際中に冷蔵庫の使い方まで話し合っていましたね。また、恋愛感情を持たないAセクの女性と、ノンセクシャルの男性が成婚されたんですが、その男性は女性を好きになるけど性行為は必要ない人でした。彼にとっては夜の営みが最大の弱点で、義務感で性行為をするのが嫌だったとのこと。彼はその女性におそらく恋愛に近い感情を持っていましたが、女性は恋愛感情こそないもののお互い家族というパートナーを探したいという気持ちから結びつき、成婚されました。どの夫婦も、恋愛感情や性愛がない分、その他のわかり合える部分でつながっているので、お互いへの理解は恋愛のみの夫婦よりあるように感じることが多いですね。

※   ※   ※

恋愛感情、性愛のない結婚に特化した結婚相談所の新しい形を取り入れているカラーズ。体の関係を持つことが苦痛に感じている、または漠然と結婚したいという気持ちだけがある人は、一度自身のセクシャリティから考えてみるのといいかもしれない。

取材・文/藤 文子

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