ダイエットの強い味方!? 「ビタミンCと肥満」驚きの関係を医師が解説

ダイエットの強い味方!? 「ビタミンCと肥満」驚きの関係を医師が解説

  • 美レンジャー
  • 更新日:2017/09/16
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“ビタミンC”といえば、抗酸化作用、コラーゲン生成補助、メラニン生成抑制といった効果から、“美肌”や“美白”に効く成分という印象を持っている人が多いでしょう。

でも、『青山ヒフ科クリニック』の亀山孝一郎院長によると、ビタミンCは美肌だけでなく、ダイエットの強い味方なのだそうです。その真意を亀山先生に伺ってきましたので、ご紹介します。

ビタミンCの肥満に対する2つの作用

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ビタミンCが抗肥満物質である理由として、亀山先生は次の2つを挙げています。

1:脂肪細胞にエネルギーを与えない

まず、脂肪細胞にエネルギーとなる栄養を与えないというビタミンCの特性が挙げられるそうです。

「ビタミンCには細胞の代謝を上げて、無駄なエネルギーが蓄積されるのを防ぐという作用があります。一方で、脂肪細胞に対しては、エネルギーとなるブドウ糖(グルコース)を取り入れるのを防ぐという作用をします。

つまり、ビタミンCは、基本的に細胞を活性化する働きをするけれど、“脂肪細胞にだけはエネルギーをやらない”という選択的作用をしてくれるのです。これにより、脂肪細胞が大きくなるのを防いでくれるというわけです」(亀山先生・以下「」内同)

栄養がカットされれば、脂肪細胞も成長できなくなるということですね。

2:レプチンに対する感受性を高めようとする

「“レプチン”とは、脂肪細胞から分泌される満腹感を感じさせるホルモンです。ビタミンCには、そのレプチンの分泌を減らす作用があることがわかりました」

一見、満腹感を感じさせるホルモンが減ると、太ってしまうのではと思ってしまいますが……。

「脂肪細胞が多いとレプチンは増えます。ですが、太っている人はレプチンに関する感受性が下がってしまっているのです。特に飽食の時代である現代ではなおさらです。いくらレプチンが多くても、それを受け取る感度が鈍くては、食欲も抑制されませんよね。

そんな状況の中、ビタミンCは、人間のレプチンに対する感受性を、今の飽食の時代から、太古の飢えていた時代に戻そうとしているのではないかと考えられます。つまり、あえてレプチンを減らすことで人間のレプチンに対する感度を昔のように高め、満腹中枢の刺激を感じやすくしようとしてくれるということです」

肥満のこわさ…糖尿病や心筋梗塞にも

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肥満であることが私たちの体に及ぼす様々な悪影響についても解説していただきました。

「人間は食事をすると血液中のブドウ糖の量が増えます。そのブドウ糖をエネルギーとして細胞の中に取り入れて血糖値を下げるために、“インスリン”というホルモンが分泌されます。このインスリンは“インスリン受容体”にくっついて細胞の中に入っていきます」

インスリン受容体をたっぷり持っている細胞は代謝の盛んな細胞ということになりますが、肥満の人は、このインスリン受容体が減ってしまっているそう。

「肥満とは、脂肪細胞が過剰にある状態。過剰な脂肪細胞は、それ以上栄養を蓄えないよう活性酸素などによって攻撃を受け、そこに炎症が起こることで、インスリン受容体が減ってしまいます。そうすると、インスリンは糖を細胞の中に入れることができず、血糖値が上がってしまうのです」

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さらに、脂肪細胞が大きいと、そこにエネルギーを送ることが心臓にとって大きなストレスにもなるとのこと。

「肥満であることは、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などになる確率を上げ、寿命を縮めてしまうことにもなりかねません」

怖いですね……。そしてここで役立つのがビタミンC。

「ビタミンCには、活性酸素を減らすなどして細胞の炎症を抑えつつ、先にも述べたように、脂肪細胞にだけは栄養を与えないことで大きくなるのを抑制する、という優れた作用があります。

肥満の人は、過剰な活性酸素を減らすためにビタミンCが使われてしまうので、血液中のビタミン濃度が低いというデータがあります。ですので、太っている人ほど、ビタミンCをたくさん摂るべきなのです」

フルーツでOK?ビタミンCの摂り方

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厚生労働省は、1日最低100mgのビタミンCを食事で摂ることを推奨していますが、先生によると、これは必要最低限の量。肌や体に及ぼすプラスの効果を期待するなら、1日1000mg以上を目安に、こまめに摂取するのが望ましいとのこと。

「ビタミンCというとフルーツのイメージがありますが、気をつけたいのは、“果糖”を摂り過ぎないこと。果糖は血糖値を上げますし、糖化タンパクが100倍になるともいわれています。

ビタミンCを摂るときは、果糖に偏らないように気をつけて、野菜やサプリなどでバランスよく摂取することをオススメします」

最後に、ビタミンCを摂るタイミングについて伺いました。

「ビタミンCは2〜3時間で尿と一緒に排出されてしまうので、一度にたくさん摂っても意味がありません。1日に3回くらいにわけて少しずつ摂るようにしましょう。

ストレスや疲れを感じているとき、すぐに効果を実感したいときには“食前”、ゆっくり確実に吸収させたいときは“食後”がオススメですよ」

ビタミンCは体や肌によいイメージがあるものの、ダイエットの味方にもなることはあまり知られていない事実かもしれません。「最近太ってしまったかも……」という人は、積極的にビタミンCの摂取を心がけてみてはいかがでしょうか。

【取材協力】

※ 亀山孝一郎・・・表参道にある『青山ヒフ科クリニック』院長、皮膚科専門医、医学博士。北里大学医学部卒業。米国立保健衛生研究所(NIH)に招へいされ、メラニン生成の研究に従事。帰国後に発表した論文が話題となり、ビタミンC療法の第一人者と呼ばれるようになる。1999年、『青山ヒフ科クリニック』開業。2002年にオリジナル化粧品『ドクターケイ』を発表。肌トラブルから美容まで様々な悩みにトータルケアで応えている。

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