松本零士氏『銀河鉄道999』完結へ執筆は進まず「まだ描きたくない。今はブラックホールの中」

松本零士氏『銀河鉄道999』完結へ執筆は進まず「まだ描きたくない。今はブラックホールの中」

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  • 更新日:2018/11/21
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(左から)車掌さん、松本零士氏、島崎譲氏 (C)ORICON NewS inc.

漫画家・松本零士氏(80)が20日、西武鉄道池袋線の特別運行電車内で行われた『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』記者発表会に出席。「終わりはまだ描きたくない。描きません! 描くと人生が終わりになる気がする」「(アナザーストーリーじゃない)私が描いているものは今、ブラックホールの中」と『銀河鉄道999』の完結に向けて創作が進んでいないことを明かした。

【写真】西武鉄道池袋線で運行中の「銀河鉄道999デザイン電車」

『銀河鉄道999』は1977年から81年に『少年キング』(少年画報)で連載されたものを「アンドロメダ編」(ファンの間での呼称)、96~99年に『ビッグゴールド』(小学館)で連載されたものを「エターナル編」としている。

その正統続編作品となる『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』は、松本氏の生誕80年を記念して始動したもので、今年3月より『月刊チャンピオンRED5』(秋田書店)で連載がスタート。『銀河鉄道999』のその後を松本氏が原作・総設定・デザイン、島崎譲氏が漫画を手がけた物語で、一緒に旅を続けていたメーテルと別れ、鉄郎が3度目の『銀河鉄道999』で旅に出る姿が描かれている。

池袋線が通る練馬区大泉在住で名誉区民でもある松本氏は、「15歳の高校1年生から(漫画家として)連載を始め、18歳の時に上京したので、池袋から大泉の風景が懐かしい。80歳になりましたがあっという間で、まだ走っていまして終着駅が見えない」と笑わせ「生まれ故郷とは違うけど大切な故郷。列車というのは夢を育ててくれる乗り物です」と『銀河鉄道999』の作品作りに影響を与えたと告白。

新連載は漫画を島崎氏が手がけていることについて「若い人の未来というのは羨ましい。毎回、毎回、原稿を見させていただいているのですが、段々うまくなっている。(後輩は)先輩を必ず追い越しますので、新しい路線を突き進んですばらしいレールの上を走り続けてほしい。若いのでうらやましい」とエールを贈った。

来年1月25日で81歳になる松本氏。「誕生日を迎えるのが嫌なのです。自分で81歳というのはピンと来ない。まだ自分の終着駅は見えていない」と漫画家として活動していくことに意欲を見せ「終着駅を描くと人生が終わりになると思っているので、(『銀河鉄道999』の)終わりはまだ描きたくない」と明かした。

『銀河鉄道999』のファンで現在、アナザーストーリーを描いている島崎氏は「『銀河鉄道999』の本当の物語は、松本先生が今でも描き続けている。これからも現役で連載を続けてください!」とエール返し。松本氏は「私が描いている『銀河鉄道999』は今、ブラックホールの中にある。『さぁー! その先に何があるのか』という感じで、まだ謎に満ちたレール。自分の生涯、運命と同じですよね、終着駅の見えないレールの上」と説明した。

「列車は人生そのもの。乗る列車によって運命が変わり、北九州から列車に乗って上京しなければ今の自分はいない。鉄道は懐かしくもあり、自分を支えてくれるもの。何度もいいますが終着駅は着いていません。(『銀河鉄道999』の最終回を)描くと死にそうな気がするので、まだ描きません!」と力強く宣言した。

今回の発表会は、きょう20日にコミックス第1巻が発売されたことを記念して企画。西武鉄道池袋線にて運行中の『銀河鉄道999 デザイン電車』をジャックし、松本氏が新規に描き下ろしたメーテル&鉄郎イラストが使用された中吊り広告が28日まで掲示される。

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