デビュー10年目「青山ひかる」が語る、グラドルとしてのプロ意識 「結婚したら芸能界引退します」

デビュー10年目「青山ひかる」が語る、グラドルとしてのプロ意識 「結婚したら芸能界引退します」

  • デイリー新潮
  • 更新日:2022/05/14

グラビアアイドルの青山ひかる(28)は、2013年のデビュー以来、第一線で活躍し続けている。「有吉反省会」(日本テレビ系)に出演した際には、“お尻が汚いグラビアアイドル”として話題にもなった。4月22日には20枚目となるDVD「こっちも…見てください。」をリリースする青山に、グラビア活動の裏にある強いプロ意識を聞いた。【徳重龍徳/ライター】

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まもなくグラドル歴10年目を迎える、青山ひかる

【写真12枚】“一回見たら忘れられない猫顔”が武器 「青山ひかる」ギャラリー

移り変わりの激しいグラビアアイドルの世界は荒れた海だ。毎年多くの若い新人グラドルが海に漕ぎ出すも、その大半は2~3年後には消えている。青山ひかるはその荒波を乗り越え、コンスタントに活動を続ける稀有なグラドルだ。今年12月で活動10年目を迎える。

「自分は自分のペースで活動していますね。焦ってもいいことはないと思うんですよね。逆に焦ると間違えた選択しそうじゃないですか?」

落ち着いた口調は、世間がイメージするキャピキャピしたグラドルとは真逆で、かつて共演した島崎和歌子には「あなた本当に“重鎮”しているよね」と言われたという。

もともとは声優になるために長崎から上京するも、前事務所にスカウトされたことをきっかけに、2013年にグラビアの仕事をスタートさせた。初めて撮影会に参加すると、すぐにカメラマンの行列ができた。

「グラビア自体に抵抗感はなかったです。写真を撮られることで、他の人からは自分がこう見えているんだとわかったり面白い世界でした。中学、高校の頃は大きな胸を見られるのがコンプレックスだったんですけど、グラビアではそのネガティブがポジティブに変わる。天職だと思いました」

2013年12月にはファーストDVDをリリースすると、自身「一回見たら忘れられない」という特徴的な猫顔とIカップのバストを武器にすぐさま人気を得る。これまで写真集を2冊リリースしたほか、数々の青年誌でグラビアを披露してきた。デビュー以来、仕事が途切れたことはない。

「この仕事を始めてから長期の休みを取ったことはないですね。去年、実家に3泊4日で帰ったのが最長。1週間はなんだかんだで休めない。土日はなにかしら仕事が入ります。休みをとってどっかに行くとかもないですし。仕事、仕事ですね」

「人と比べても仕方がない」

そして、どんな仕事であっても一生懸命取り組む。筆者は長年グラビアを取材しているが、青山以上に「信頼」という言葉が似合うグラドルを知らない。とにかくプロフェッショナルなのだ。

たとえばグラビアという仕事柄、体の管理のためジム通いをするが、青山はパーソナルトレーナーが男性の場合は絶対1対1を避けるという。

「男女2人にならないよう、自然と気にしています。舞台で共演した俳優さんと写真を撮る時も自撮りは避けて、他撮りにしています。自分のルールですね。今ってSNSで思ってもないようなことを書かれてしまうし、ファンに誤解を生ませるようなことはしないです」

アイドルについて、ファンがわからなければ恋愛をしてもいいという声もあるが、青山の考えは違う。

「そう言う人もいますが、私は“ばれなきゃいいじゃん精神”って、絶対わかると思うんですね。結局は相手が誰かに言っちゃってるじゃないですか? そういうちょっとのことでバレてるんじゃないかと思うんです」

芸能界は競争と、それに伴う嫉妬が常に渦巻く場所だが、そうした感情とも無縁だ。

「自分は自分という気持ちです。他の人を気にして、比べてたらきりがないですもん。そこを気にしたら、芸能界では長くできてないと思ってます。人と比べ始めても意味ない。自分を唯一無二だと思えばいい」

最新DVDは北海道で撮影された。ドSな彼氏と付き合う、ドMな彼女を演じている。北国ならではの雪の中での水着シーンもある。

「北海道の雪ってさらさらなので、固まらないんです。雪の中での撮影で、ちょっとでもスタイルをよく見せようとつま先立ちすると、落とし穴みたいにどんどん埋もれていきました。ブーツを履いていたんですけど、ぜんぜん無理でした(笑)」

活動はグラビアだけに止まらず、所属するアイドルグループ「sherbet」のクラブイベントではVJ(ビデオジョッキー)もこなす。女優として6月24日に公開されるムロツヨシ主演の映画「神は見返りを求める」にも出演し、所属事務所のゼロイチゲーム部としてゲーム配信にも取り組むなど、マルチに活動する。

グラドルをとりまく環境の変化 もし結婚をするならば

安定した活動を続ける青山だが、一方で周囲のグラドルたちはコロナ禍の影響を大きく受けた。

「コロナ禍でこの1~2年、辞めていく人も多かったですね。芸能活動自体がきつかったり、これを機に見つめ直して考えたり。暇ができると『辞めようかな』という思いになるらしいんですよ。私自身はコロナ禍でも配信をしたり、週4~5日は家でも仕事があったので、そういう仕事でつなぎとめていました。本当に周りの方々のおかげですね」

「たまにアルバイトをしたり普通の子に戻りたいなとは思いますけど、この仕事はいろんな方にお会いできるし楽しい。最近は年齢的に今後グラビアをどうするかは考えていますが、具体的にいつやめるとかはありません。今もやれるところまではやろうかなという気持ちです」

ただし芸能界へ執着しているわけではない。

「芸能の仕事へのこだわりはないです。結婚願望はまだないですけれど、結婚と仕事の両立って大変だと思うし、もしそうなれば、そこで芸能の仕事をスパっとやめると思います。私自身の経験でもそうですけど、推しが結婚すると『おめでとう』と応援している方はなるんでしょうけれど、熱がちょっと冷めるんじゃないかって思ってるんです」

青山の言葉からは、「応援している方あっての自分」という気持ちが感じられた。

プロフェッショナルの語源は「神に対する告白」を意味する言葉で、もともと神父など聖職者を指して使われた。自分を律し、仕事をする人やファンに対し誠実であろうとする青山は、まぎれもないプロフェッショナルだ。

もしかしたら世間が芸能人に求める派手さとは違うのかもしれない。

「まあ、面白くない女にはなったと思いますよ。かまをかけられても、何もスキャンダルが出てこない。グラビアアイドルってそういうトークを求められることって絶対あるじゃないですか。でも何もなさすぎて、番組の事前のアンケートとかぜんぜん書けませんもん(笑)」

そう自虐的に語るも、「自分の人生かけてるんでね。それで生活をしているのでね」とつづける青山は、プロの矜持にあふれていた。

青山ひかるプロフィール
1993年6月13日生まれ、長崎県出身。2013年にグラビアデビュー。“Iカップの野生児猫娘”として人気を博し、これまでDVD20作、写真集を2作リリース。グラビア以外にも女優やアイドル活動、さらにオタク趣味を活かしゲーム配信やトレーディングカードなどもマルチにこなしている。最新DVD「こっちも…見てください。」の発売記念イベントが5月14日、高田馬場BSホールで開催される。
Twitter:@hikaru06kon
インスタグラム:@hikaru0613kon

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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