
墓前で手を合わせる市民=18日、弘前市西茂森
彼岸の入りの18日、青森県内は高気圧に覆われ、ほぼ全域で春らしい好天に恵まれた。昼ごろに青空が見えた弘前市西茂森の禅林街では、供物や花を手にした墓参者の姿が見られた。
禅林街の墓地にはまだ雪が20センチ以上残り、市民らは足を取られながら歩いていた。毎年訪れるという同市の白岩昌子さん(76)と隆仁さん(50)は墓を拭いてきれいにし、線香を上げて手を合わせていた。昌子さんは「雪が多く、歩きづらくて大変。自分が元気なうちは墓参りに来て供養し続けたい」と話した。
青森地方気象台によると、この日の各地の最高気温は外ケ浜町蟹田で9.0度、青森8.5度、弘前8.1度、八戸5.9度などで3月下旬並みのところもあった。