DeNA・佐野、球団タイ5戦連発となる同点20号!左打者では52年ぶり

DeNA・佐野、球団タイ5戦連発となる同点20号!左打者では52年ぶり

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2020/10/17

(セ・リーグ、DeNA2-1巨人、19回戦、巨人12勝7敗、16日、横浜)DeNAは16日、巨人19回戦(横浜)に2-1で勝利。米大リーグ挑戦のため退団した筒香嘉智外野手(28)に代わって、今季から主将&4番を務める佐野恵太内野手(25)が、球団記録に並ぶ5試合連発となる20号同点ソロを放ち、勝利に貢献。首位打者争いでトップを突き進む新主砲が、また新たな歴史を刻んだ。

流れを変える一振り。これが4番だ。0-1の八回、佐野がベイ党で埋まる右翼席へ同点アーチをかけた。ニューヒーローを包み込む本拠地のファンの温かい拍手に包まれながら、グッと右手を天に掲げた。

「前の打席にしょーもないゲッツーだったので、1球目から自分のスイングをしようと。それが最高の結果になった」

球団の左打者では1968年の長田幸雄以来、52年ぶりとなる5戦連発。主砲のメモリアルな一打が、七回まで無得点だった打線に火をつけ、鮮やかな逆転劇を演出した。

「左投手攻略」。2017年ドラフト9位で明大から入団して4年目の今季。レギュラー未経験ながら4番に抜てきされた25歳は、早くから乗り越えるべき課題を明確にしていた。代打が主だった昨季は対右投手の181打席に対し、左腕相手には34打席しか立つことができずにいた。

1年間、4番に座り続けるために-。背中側からトスを上げてもらう打撃練習をとり入れ、フリー打撃では左腕の打撃投手にあらゆる変化球をリクエスト。左投げの坪井打撃コーチが投げる早出特打にも、何度も志願して参加した。この夜の一発は、ワンポイントで当てられた左腕・大江の初球、140キロの直球を迷いなく振り抜いた。努力が結実した瞬間だった。

今季は対右、対左でほとんど変わらぬアベレージを残し、打率・334、131安打はともにリーグトップ。20本塁打も、レギュラー1年目では文句のない数字だ。

球団新記録の6戦連発、さらには王とバースが持つ7試合連発のプロ野球記録も視界に入るが「期待しないでくださ~い」と、お立ち台ではおなじみのフレーズでファンを喜ばせた。「ホームランバッターじゃない。外野の間を抜く打撃の延長線上に本塁打がある」と佐野。謙虚で、ひたむきな新4番が、飛躍のシーズンで最後まで打ち続ける。(浜浦日向)

★田代コーチがエール!

1977年に5試合連続本塁打をマークした田代チーフ打撃コーチは、一塁ベンチから佐野を見つめ「彼のいいところは思い切りの良さと気持ちの強さ。自分の打撃をよく理解しているし、フォームのことは何も言ったことはない」とたたえた。自身の記録に並んだ教え子に「記録は更新していくことが大事。なかなかあるチャンスではないから、王さんやバースの7試合連続を目指してほしい」とエールを送った。

データBOX

DeNA・佐野が11日の阪神戦から5試合連続本塁打。DeNA(前身球団を含む)の選手で5戦連発は球団タイ記録で、1968年の長田幸雄、77年の田代富雄、2004年のT・ウッズ、08年の村田修一、13年のブランコに次いで7年ぶり6人目。左打者では68年の長田に次いで52年ぶり2人目。プロ野球記録は72年の巨人・王貞治と86年の阪神・バースがマークした7試合連続。

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行けっ! 打球はバットのヘッドに押されたかのように距離を延ばし、スタンドへ。佐野が5試合連発だ (撮影・塩浦孝明)

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