
上地結衣、田中愛美 : 画像提供 ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は25日、車いすテニスの女子シングルス準々決勝が行われ、第2シードで世界ランク2位の上地結衣と同9位の田中愛美がそれぞれ勝利し、準決勝進出を決めた。
全豪オープンでこれまでシングルスで2度、ダブルスで5度優勝を飾っている上地。グランドスラムのシングルス優勝は、2020年に全豪オープンと全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の2大会を制してから遠ざかっており、3年ぶりのタイトル獲得を目指している。
準々決勝で、上地は世界ランク10位のD・マシューソン(アメリカ)を6-0, 6-2のストレートで破って2年ぶりの準決勝進出を決めた。
また初出場の田中は、第3シードのA・ファン クート(オランダ)に1-6, 6-3, 6-4の逆転勝ちで4強入りを果たした。
上地は試合後の記者会見で、体調が悪かったことを明かした。
「昨夜から体調を崩してしまって今朝も練習をできずに試合に入った状態でした。先週も対戦した相手だったのでプレースタイルも分かっていますし、もし負けるとしてもできるところまでやろうと思ってコートに入ったところ、ファーストセットは6-0でした。なかなか動きがついていかなくて納得のいく試合ではなかったですが、なんとか勝つことができて次に繋げられたことは良かったと思います」
また同日には世界ランク8位の大谷桃子が、昨年負け無しのマッチ38連勝で年間グランドスラムを達成している絶対女王、第1シードのD・デ フロート(オランダ)と対戦し、4-6, 0-6で敗れている。
準決勝で、上地は第4シードのJ・グリフィユン(オランダ)と、田中は第1シードのデ フロートと対戦する。
