
九回、広島・菊池涼の打球を大きくはじく阪神・中野=マツダスタジアム(撮影・中島信生)
(セ・リーグ、広島6xー5阪神、17回戦、広島13勝2敗2分、6日、マツダ)阪神が逆転サヨナラ負けを喫した。3点リードの九回に登板した岩崎優投手(31)が2安打と小幡竜平内野手(21)、中野拓夢内野手(26)の失策などで追いつかれ、最後は1死二塁から秋山翔吾外野手(34)に右前打を浴びた。藤浪晋太郎投手(28)は6回⅓を投げて、勝利投手の権利を持って降板したが、今季初白星はならなかった。チームは広島戦で4年ぶりの負け越し。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績51勝49敗2分、観衆3万504人)。
ーー最後はイレギュラーもあった(九回1死二、三塁で菊池涼の打球を中野がファンブルし、同点に)
「もちろん、ちょっと跳ねたかなっていう感じはあった。この球場は難しいからね。タクムも、アイツの守備に助けられることもいっぱいある。まあ、もちろんあれも捕ったらね。跳ねたとはいえ、タクムなら捕ってやらなアカンのはもちろんある。それを責めるよりは、アイツがまたスグルの時に取り返すとかさ。チームのために頑張るとか、そっちの方が大事だと思う」
ーー岩崎もいつも助けてくれている
「もちろん」
ーーいつもと球の違いは
「3点差って難しいから。そういうところで立ち上がりでコンって打たれちゃって、まあ、相手のぺ―スになっちゃったかな」
ーー小幡は攻めたプレーの結果(九回無死一、二塁で上本の打球を捕球したが、一塁悪送球で2点差に。記録は安打と失策)
「攻めてのプレーというか、まあまあそれはね、アウトになるためには、ある程度速いボール投げなアカンし、俺は責めることはできないと思うけどね。アウトにしにいった中のプレーで、竜平だってアウトにできるようになっていかなアカンし」
ーー藤浪は久々の先発
「そうやね、真っすぐは力があって、前半はスプリット系がうまくいっていた。まそういうところで、六回途中まで行けた。いい内容だったと思います」
ーー次回も
「まあまあ、ちょっと考える」
ーーランナー出しても落ち着いていた
「んー、まあそうやね、うん」