マツダ ロードスターRF 維持費は年間42万円でした

マツダ ロードスターRF 維持費は年間42万円でした

  • ASCII.jp
  • 更新日:2021/02/21
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最近、ソニー損保のテレビコマーシャルにロードスターRFによく似たクルマが登場しています。その赤いクルマで内田有紀を迎えにきたイケメンが、ソニー損保に入っていないという理由でフラれるという展開。曰く「ドラレコまで使って事故解決してくれる保険なんだけど」と。

こう言っちゃなんですが、ドラレコ対応くらい他の保険屋もやっているので、何故そんな理由でフラれなければならないのか、私はあのイケメンが不憫でなりません。そこはあんた反論しなはれ。

新車を買った情報2021、ドラレコはコムテックの前後2カメラのド定番「ZDR-015」を付けている私は四本淑三です。

もしかすると業界的には、あの赤いクルマを実在する車名で呼んではいけないのかも知れません。マツダのロゴもなければボンネットの継ぎ目もない。ヘッドライトやリアコンビネーションランプ、Bピラー以降のダミー窓も整形済み。その事情を察するにつけ、これまた不憫に思えて仕方ないのであります。おかげで前世紀末から何も変わらない内田有紀だけがキラキラ輝いて見えるという、いいのか悪いのか分からんコマーシャルでありました。

で、今回の話題の中心といたしますのも、いいのか悪いのか分からん話。納車2周年を迎えた2018年後期型ロードスターRFの現状報告パート2、維持費と保険と安全装置に関してであります。

まず現状ですが、今年に入って実は1ミリたりとも走っていません。雪が降らなかった昨年末、夏タイヤとスタッドレスを取っ替え引っ替えで使っていたところ、運悪く夏タイヤを履いている時に大雪が降り、そのまま掘り出すタイミングを失い氷雪に埋没。不憫と言えばうちのクルマが一番不憫かも知れません。そろそろ氷も薄くなりジャッキも入りそうなので、早々に救出作業を進めたいところであります。

ではゼニの話から参りましょう。

■増えるはずの維持費は横ばい

現在までの走行距離は3万3406キロメートル。交換を要した消耗品の大物は夏タイヤで、これがジャスト10万円。そしてエンジンオイルを3度、オイルエレメントを1度、ミッション、デフオイルも1度交換して、しめて12万1725円。1年目より10万7788円増となりましたが、それを相殺したのがガソリン代と保険。

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遠出できなかったおかげで、ガソリン代は5万298円減。もともと滅多に使わない高速料金はついにゼロ。引き継ぎを忘れて6等級からスタートした保険は、割引きがドンと効いて5万8320円減。これらの引き算で維持費は計42万3086円。前年から5643円の微増で、ほぼ横ばいに留まったのであります。

年末には車検を控えていますが、ブレーキパッドはまだ残っているし、ベルト類も問題なし。仮にエアクリーナーの交換くらいで済んでしまうと、法定料金と点検費用を合わせて10万円ちょっと。保険も更に2万4480円安くなりましたから、どこぞの国がドンパチ始めて原油でも上がらなければ、維持費は大差なさそうです。

つまるところ維持費に占めるガソリン代と保険料の割合は相当なもの、ということでもあります。

■自動ブレーキの割引は今年でおしまい

その保険料ですが、やはりロードスターはスポーツカーにしては安い。これは等級が上がって更に実感するところですが、スポーツカーとしては珍しく自動ブレーキが付いているのもその理由です。

自動ブレーキ装着車には、保険料が一律9パーセント値引きになる「ASV(アドバンスド・セーフティ・ビークル)割引」「AEB(衝突被害軽減ブレーキ)割引」と呼ばれる制度が適用されます。これは2018年に始まったものですが、ちょうどロードスターは2018年の商品改良で自動ブレーキを含む運転支援システム「i-ACTIVESENSE」が搭載されましたから、バッチリ割引対象に。ラッキーだったのであります。

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ただし割引が効くのは、自動ブレーキ付きとなったクルマの販売が始まってから3年間のみ。買ってから3年ではありません。だからどちら様のロードスターも、割引は2021年でおしまい。

そして次の契約からは、その間の事故データに基づく料率で保険料が決定するはずです。一律に割引かなくても、もう自動ブレーキの効果を含んだ保険料に更新されているのだから良かろうという事です。

つまりロードスターの安全装置に効果があれば料率は下がる、なければ上がる。私としては料率を上げないよう、これまで以上に安全運転に勤しむ所存ですが、ロードスターの安全装置、たまに止まっちゃうんですな。

■カメラの視界が悪いためシステムを一時停止しています

ハード的には故障知らずのロードスターですが、たまに出ては人を焦らせるのがこの表示。ミリ波レーダーも併用するシステムならもう少しマシなんでしょうが、ロードスターはノーズが低いために採用できなかったそうで、これは致し方ありません。

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マツダが「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」と呼ぶロードスターの自動ブレーキは、単眼式カメラを使うシステムで、雨、雪、霧、逆光といった場面は苦手。実際、いかにも映像判定の難しそうな条件で、このエラーを何度か見てきました。

ただ昨年末に表示された、この3万3057キロ時点でのエラーの原因は謎です。

表示が出たのはスカっと晴れた午後2時半過ぎ。太陽は上にあるので逆光ではない。霧もなければ窓も汚れていない。なのに普段なら数分で消える表示もなかなか消えない。なんじゃこれはと車屋に聞いてみると、たまに結露でエラーになる事もあるそうです。なるほど。

朝になって表示が消えたところで、エラー発生地点に近い新千歳航空測候所の記録を調べてみると、8時から10時までは1ミリ台の雨。13時から15時にかけて北北東の風が南南東に変わり、摂氏5度台の気温が14度台まで急上昇。エラーが出たのはちょうど気温が上っている時間帯ですから、路面から上がる湿気や、温度の急激な変化が原因という可能性はあるかも知れません。もちろん断定はできませんが。

■自動ブレーキは信用できないほど安全

いずれにしても条件にハマれば、自動ブレーキが効かない可能性もあるということです。だったら自動ブレーキはハナからないものと思っておいた方がいい。そもそも自動ブレーキが何のために付いているかと言えば、正しく「保険」です。年間何十万件とある事故を少しでも減らせたらラッキーくらいの代物で、取説にも過信するなと書かれています。

実際、エラーでも出なければ存在を忘れていますし、エラーが出る度に「ここはオレ普段より頑張る」と集中力も上がる。そのエラーを逐一知らせてくれるシステムこそ、安全装置のありがたみだとすら思っています。世の中には自分の間違いを認めず、事故はクルマの制御回路の劣化が原因だなどとゴネるバチ当たりもいますから、メーカーの予防線としても重要なことでしょう。

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ただ、同じ保険のようなものに開発費をつぎ込むなら、いい加減ロードスターにもリアフォグランプを設定して欲しいところです。装着が義務化されている海外仕様には設定されているのに、義務のない日本仕様にはまだオプションすらありません。

国内仕様でもAWDには設定がありますが、リアフォグが必要な状況は雪道だけではありません。春先には農地の土埃でブラウンアウトも起きるし、山坂道を走れば霧も出る。小さくて車高の低いロードスターは、他より余計に目立つ必要のあるクルマです。安全装置だって視界が悪けりゃエラーになるわけで、私の後ろを走る大型トレーラーのプロドライバーだってそれは同じです。

それではまた。

四本淑三 編集● ASCII

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