KinKi Kids、山下達郎との共作『Amazing Love』がチャート首位 希望のフレーズに説得力もたらすポップスの魔法

KinKi Kids、山下達郎との共作『Amazing Love』がチャート首位 希望のフレーズに説得力もたらすポップスの魔法

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  • 更新日:2022/08/06
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KinKi Kids

参照:https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2022-08-08/

最近のシティポップをめぐる現象や言説が気になっている人なら、つべこべ言わずに買うべきCD。2022年8月8日付のオリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得したKinKi Kidsの『Amazing Love』は、そう言いきれてしまうような作品です。1997年のデビューシングル『硝子の少年』から45作連続の首位獲得となりました。

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タイトルナンバーである「Amazing Love」は、その「硝子の少年」と同様に、山下達郎が作編曲を担当。冒頭の〈La La La La La La〉という部分からして、堂本光一と堂本剛の歌声には山下達郎を感じ取ることができます。ボーカルを意識的に山下達郎に寄せているのではないかと思うほどです。

作詞はKinKi Kids。そのなかでも衝撃を受けたのは、〈青く 輝き放つ 信じた時代 いま ここにあるよ〉という箇所でした。パンデミックと戦争と自然災害の時代に、そうそう歌えるフレーズではないはずなのに、あえて希望を歌い、それが説得力を持っているのです。ポップスの魔法を感じました。

2022年7月、私は山下達郎のライブを見る機会に恵まれました。ソウル、R&B、ファンク、ドゥーワップ、ゴスペルなどを、半世紀近く日本の音楽シーンで歌ってきた山下達郎ならではの修羅すら感じるようなステージでした。そして、彼の多くの楽曲では希望が歌われます。

KinKi Kidsの「Amazing Love」は、山下達郎の音楽性のみならず、その姿勢にも共鳴していることを感じさせるドリーミーなポップスです。

さらにカップリングの「Midnight Rain」は、竹内まりやが作詞作曲し、武部聡志が編曲。マイナーコードの巧みな使い方は、まさに竹内まりやならではのものです。物憂い雰囲気に過剰に流されることなく、メロディの美しさを引き立たせながら歌うKinKi Kidsのボーカルに感心させられました。

通常盤には「HEART」も収録されています。この楽曲は、KinKi Kidsが作詞作曲。編曲は、ONIGAWARAの斉藤伸也と、堂本剛のソロプロジェクトであるENDRECHERIで活躍するGakushiが担当しています。肉声を重視した楽曲とサウンドは、ナチュラルな昂揚感に満ちており、クラップやスティールパンの響きがそこに華を添えます。

CDデビュー25周年を迎えたKinKi Kidsの音楽的な成熟を感じられるシングルが『Amazing Love』です。(宗像明将)

宗像明将

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