〈きょうアンタッチャブるTV出演〉「実は頭がいい」キャラでも滝沢カレンが独走 セリフ暗記力もピカイチで女優としても飛躍か

〈きょうアンタッチャブるTV出演〉「実は頭がいい」キャラでも滝沢カレンが独走 セリフ暗記力もピカイチで女優としても飛躍か

  • AERA dot.
  • 更新日:2023/11/21
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滝沢カレン

フジテレビ系で、21日午後9時から放送される「アンタッチャブるTV」。「触れちゃいけなそう」「調べて大丈夫?」な“アンタッチャブル”な場所として、大阪の「光」と「闇」を紹介する。ゲストにはモデルでタレントの滝沢カレンが登場。独特な日本語で知られる滝沢だが、意外な一面もあるという。その魅力とは?(「AERA dot.」2022年1月10日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時のもの)

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2021年、八面六臂(ろっぴ)の活躍をみせたのはタレントの滝沢カレン(29)だ。「おしょうゆを全員に気づかれるくらいの量」「無邪気にこんちくしょうと混ぜてください」など、常識をくつがえす表現で話題となった「カレンの台所」が「第8回料理レシピ本大賞」を受賞。11月に公開された生田斗真主演の映画「土竜の唄 FINAL」では、通称「サーモン」と呼ばれている警視庁組織犯罪対策部長の沙門夕磨役を好演した。相変わらずバラエティー番組でも不思議な日本語を操り、キュートな魅力を発揮。同世代の女性を中心に幅広い層から支持を得て、各所で引っ張りだことなっている。

「滝沢さんは映画『ROOKIES-卒業-』や『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE』などに出演したことはありましたが、セリフが少なかったため、自ら『土竜の唄』が映画初出演だと話しています。生田さんにハニートラップをかけるセクシーなシーンも体当たりで演じ、『意外と演技が良かった』『悩殺された』と評判の上々でした。共演した仲里依紗さんはできあがった映画を見て、『肝が据わった方』と絶賛。一言一句間違えず、ビッシリ台本を覚えてきたというエピソードを明かしていました。滝沢さんは14歳くらいから女優に憧れていたそうで、洗面所の鏡の前でテレビの音に合わせて役になりきったり、指で水を顔につけて、涙を流すシーンを演じてみたりしていたそうです」(テレビ情報誌の編集者)

一方、突拍子もない独特の「カレン語録」は、誰もまねのできない滝沢のトレードマークになっており、その感性は多くの人の心を動かしている。2018年から続く単発番組「内村カレンの超社会科見学」(フジテレビ・11月15日放送)で共演する内村光良もそのひとり。内村は恒例企画の「滝沢カレンの人生相談」で飛び出す滝沢ならではの言語力と発想力を絶賛。初対面での緊張に悩む声優に対して「緊張を仲間に」と語りかけ、役作りで悩む声優には「恋愛はしなくても監督に頼ってもいいんじゃないのか。恋愛している人でもそれができるかっていったらできないんだよ」とアドバイス。内村は「的確で満点のでき。何度も重ねてきて蓄積され、精度が上がってきている」と感心しきりだった。

デビュー後は「おバカキャラ」を前面に出した露出が多かった滝沢だが、近年は意外に真面目な一面が知れ渡るようになり、これが息の長い活動につながっているようだ。

「一見、天然キャラですが、筋が1本通っているというか真面目なんです。先日もNHKの番組で雑誌撮影に密着したシーンがあったんですが、すっぴんを披露していました。スタッフに『抵抗はない?』と質問されると、滝沢さんは『まったくありません。すっぴんに自信を持てなくなる生活はしないようにしている』と答えたんです。このひと言にSNS上では『カッコよすぎる』と称賛されていました。ただかわいいだけでなく、しっかり努力されているからこそ、人気が途絶えないんだと思います。一部では天然キャラがあざといとアンチもいるようですが、それに勝る支持者が多いのもこのストイックさを見れば納得です」(同)

■きちんと敬語で話すことができる

おバカキャラとして登場してきたときは、ローラや水沢アリーなどが先行しており、同種のタレントがひしめいていた。だが、ふたを開けてみれば、今でも一線で活躍しているのは滝沢だけになった。その理由について芸能評論家の三杉武氏はこう分析する。

「おバカキャラの先人たちはウケ狙いの攻めの姿勢が強すぎたり、シチュエーションやタイミングによっては、タメ口やとっぴな発言が不遜な態度に映って一部の視聴者に不快な印象を持たれたりすることがありました。その点、滝沢さんは発言が不遜だったり、失礼な印象はほとんどない。基本的に敬語で話すというスタンスもありますが、ウケ狙いだけでなく、不快感を与えないように常に考えながら発言しており、頭の良さを感じさせます。そのあたりは、トーク番組などでたびたび話題に出る、愛情をもって厳しく育ててくれたという祖母の影響があるのかもしれません」

今年も滝沢の躍進は続きそうだが、前出の三杉氏は滝沢には知られざるもうひとつの“才能”があると明かす。

「バラエティー番組では、明石家さんまさんや内村さんといった大物MCはもちろん、過激な発言で鳴らす講談師の神田伯山さんともうまくマッチしていますよね。大御所や売れっ子タレントも人間ですから、どうしても相性はあります。そういう意味で、滝沢さんは相当に守備範囲が広い。お笑いだけではなく、今後は映画やドラマなどでもその才能を生かすことができれば、女優としての仕事も増えてくると思うので、さらなる活躍が予想されます」

2022年は女優としても大ブレークする姿が見られるかもしれない。(高梨歩)

高梨歩

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