米ASEAN首脳会議 バイデン氏「新たな時代の幕開け」中国に対抗

米ASEAN首脳会議 バイデン氏「新たな時代の幕開け」中国に対抗

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/05/14
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バイデン米大統領

米政府は13日、東南アジア諸国連合(ASEAN)との特別首脳会議を首都ワシントンの国務省で開いた。バイデン米大統領は冒頭で「我々は米国ASEAN関係の新たな時代の幕を開ける」と強調。インド太平洋地域で影響力を増す中国への対抗を念頭に、幅広い分野での関係強化を訴えた。

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米ASEAN首脳会議がワシントンで開かれるのは初めて。バイデン氏は20~24日に日本と韓国を訪問し、東京での日米豪印4カ国(クアッド)首脳会議にも出席予定。ウクライナ危機への対応が続くなか、バイデン政権は今回の首脳会議を皮切りにインド太平洋地域重視の姿勢を改めて示す狙いがある。

バイデン氏は会議で「ASEANは政権の戦略の中心だ。自由で開かれたインド太平洋こそ我々全員が求めているものだ」と呼びかけた。米政権は12日にASEAN地域での海上安全保障やクリーンエネルギーへの移行、デジタル技術開発などに総額1億5000万ドル(約192億4000万円)を拠出する支援策を打ち出している。

バイデン政権は今月下旬に米主導の新たな経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」を発足させるとみられている。ASEAN諸国をどれだけ取り込めるかがIPEFの成否の鍵を握っており、首脳会議でも議論されたとみられる。ロシアによるウクライナ侵攻への対応についても意見が交わされた模様だ。

首脳会議は12~13日の日程で実施された。12日にはホワイトハウスで夕食会があった。国軍がクーデターで実権を掌握しているミャンマーは不参加で、9日に大統領選のあったフィリピンは外相が出席した。

米ASEAN首脳会議は2021年10月にオンライン形式で開かれた。米国での開催はオバマ政権の16年2月以来で2回目となる。【ワシントン鈴木一生】

毎日新聞

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