秋華賞はデアリングタクトの三冠に華を添える「大穴3頭」で好配狙い

秋華賞はデアリングタクトの三冠に華を添える「大穴3頭」で好配狙い

  • Sportiva
  • 更新日:2020/10/17

秋のGIシリーズが本格的にスタートする。その口火を切るのは、「牝馬三冠」の最終戦となるGI秋華賞(10月18日/京都・芝2000m)だ。

競馬歴の長いファンからすれば、秋華賞と言えば「荒れる」イメージを持っている人が多いのではないか。なにしろ、1999年には12番人気のブゼンキャンドルが大金星を挙げ、翌2000年にも10番人気のティコティコタックが勝利。さらに、2008年には11番人気のブラックエンブレムが戴冠を果たし、8番人気のムードインディゴが2着、16番人気のプロヴィナージュが3着に入って、3連単の配当が1000万円超えとなる超大波乱が起こっているからだ。

【写真】秋華賞でこそ狙える「意外な穴馬」

しかし、近年においては「荒れる」イメージは徐々に薄れつつある。過去10年の結果を振り返ってみても、昨年こそ4番人気のクロノジェネシスが勝利したものの、それ以外はすべて1~3番人気が優勝。10番人気以下の伏兵馬が馬券圏内(3着以内)に飛び込んできたケースも2回しかなく、比較的「堅い」レースという印象が強まっている。

そうなると、今年も断然の主役となる無敗の二冠馬、デアリングタクト(牝3歳)には逆らわないほうがいいかもしれない。過去10年においても、二冠馬が秋華賞に参戦したケースが3度あって(2010年アパパネ、2012年ジェンティルドンナ、2018年アーモンドアイ)、いずれも1番人気に応えて、三冠を達成していることを考えれば、なおさらだ。

そこで、デアリングタクトは不動の軸と見て、それと絡んでもオイシイ配当をもたらしてくれそうな「穴馬」を、過去10年の結果を参考にしてあぶり出してみたい。

一番に目がつくのは、古馬混合の1000万下(現2勝クラス)の芝レースを勝っている馬である。そうした馬が過去に何度も馬券に絡んで、好配当をもたらしているからだ。ただ、今年は同タイプが多数いるため、そこから穴候補を選出することは見送りたい。

違うパターンで目立つのは、GIオークス(東京・芝2400m)で惨敗し、前哨戦のGIIローズS(阪神・芝1800m。※今年は中京・芝2000m)でも敗れて、それ以前に重賞やオープン勝ち、もしくは重賞での連対実績がありながら、低評価に甘んじた馬の激走だ。

例えば、2013年に15番人気で3着となったリラコサージュ。同馬はオープン特別のスイートピーS(東京・芝1800m)を勝っていて、その前にはGIIIフラワーC(中山・芝1800m)で3着と好走していたが、オークスで8着、ローズSでは18着に敗れて、一段と人気を落としていた。

2015年に5番人気で2着となったクイーンズリングも、そんな1頭。同馬は、GIIフィリーズレビュー(阪神・芝1400m)を勝っていたが、オークスで9着、ローズSで5着に終わって伏兵の域を出なかった。

そして昨年、10番人気で3着に入ったシゲルピンクダイヤもそうだ。同馬は、GIIチューリップ賞(阪神・芝1600m)で2着、GI桜花賞(阪神・芝1600m)でも2着という結果を残していたものの、オークスで12着、ローズSで4着となって、人気が急落した。

だが、それらは皆、秋華賞で反撃。重賞やオープンレースで結果を出してきた実力を、あらためて示した。

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ローズSでも5着に敗れて、人気が急落しているクラヴァシュドールだが...

今年のメンバーで同様のパターンを探すと、アブレイズ(牝3歳)とクラヴァシュドール(牝3歳)の2頭が浮かび上がる。

アブレイズはフラワーC(3月20日)の覇者で、クラヴァシュドールはGIIIサウジアラビアロイヤルC(2019年10月5日/東京・芝1600m)とGIIチューリップ賞(3月7日)で2着という実績があり、GI阪神ジュベナイルフィリーズ(2019年12月8日/阪神・芝1600m)でも3着と善戦している。しかし、2頭ともオークスでふた桁着順に沈んで、ローズSでも苦杯をなめた。

おかげで、今回は人気落ち必至の状況にあるが、過去のパターンからすれば、秋華賞での巻き返しがあっても不思議ではない。ともに魅力的な存在だが、例に挙げた3頭のうち、クイーンズリングとシゲルピンクダイヤは、ともにローズSで掲示板(5着以内)確保していた。それを重視すれば、クラヴァシュドールにより食指が動く。ここでは、同馬を穴馬候補としてオススメしたい。

次に狙いたいのは、ローズSで好走するも、それが人気薄だったゆえフロック視されてか、本番でも上位人気にならなかった馬だ。このパターンで台頭した例も過去には多く見られる。

2010年のアニメイトバイオ(ローズS4番人気1着→秋華賞6番人気2着)、2011年のキョウワジャンヌ(ローズS7番人気3着→秋華賞7番人気2着)、2014年のタガノエトワール(ローズS15番人気2着→秋華賞4番人気3着)、2016年のカイザーバル(ローズS6番人気3着→秋華賞8番人気3着)、2018年のカンタービレ(ローズS5番人気1着→秋華賞3番人気3着)らがそうだ。

これに近いタイプも、今年は2頭いる。ローズSで、14番人気ながら2着と好走したムジカ(牝3歳)と、11番人気で3着となったオーマイダーリン(牝3歳)だ。

これら2頭も、今年は断然人気のデアリングタクトがいるうえ、他にも有力馬がたくさんいるため、秋華賞で上位人気になることはなさそう。となれば、過去の例からして、軽視はできない。

なお、過去に好走した馬たちは、カンタービレ以外は皆、ローズSと同じジョッキーがコンビを組んでいた。その点に重きを置いて、ここではムジカを推奨馬として挙げたい。

最後にピックアップしたいのは、近年結果を出している紫苑S(中山・芝2000m)組だ。それも、勝ち馬ではなく、2、3着馬である。

過去、それらの好走例が多く、2014年には紫苑S2着のショウナンパンドラ(3番人気)が制覇。2016年も紫苑S2着のヴィブロス(3番人気)が勝利を飾って、昨年も紫苑S3着のカレンブーケドール(2番人気)が2着に入っている。

つまり、今回で言えば、紫苑S(9月12日)2着のパラスアテナ(牝3歳)が狙い目だ。

秋華賞でも上位人気が予想される勝ったマルターズディオサ(牝3歳)とは、コンマ2秒差。大外18番枠からの発走だったことを思えば、逆転は十分に考えられる。また、前々走のGIIIラジオNIKKEI賞(7月5日/福島・芝1800m)では、牡馬相手に4着と奮闘している。地力を秘め、一発があってもおかしくない。

デアリングタクトの三冠達成に注目が集まる秋華賞。その快挙に華を添えるようにして、思わぬ馬が2、3着に突っ込んでくる可能性は大いにある。それが、ここに挙げた3頭であっても不思議ではない。

text by Sportiva

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