社員のためにもこだわりの食材と栄養価でつくる「健康」メニュー(ハートスフードクリエーツ 西脇章社長)

社員のためにもこだわりの食材と栄養価でつくる「健康」メニュー(ハートスフードクリエーツ 西脇章社長)

  • J-CASTニュース
  • 更新日:2021/06/11

2021年3月に「健康経営優良法人2021」が発表された。全国で大規模法人部門1801法人、中小規模法人部門7934法人が認定を受けたという。

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2021年度の健康経営優良法人認定を目指す企業経営者に向けて、これまでに認定を受けた企業の先進事例15社を紹介。コロナ禍で社会的課題となっている従業員のストレス対策など、産業医のアドバイスを有効に活用している企業の事例など、できるだけ具体的なノウハウに焦点を当てた。

第2回目は、兵庫県神戸市で給食&農業&スイーツ&外食業を営み、「食空間の総合プロデュース」の実現を目指すハートスフードクリエーツ株式会社の代表取締役社長、西脇章(にしわき・あきら)さんに聞いた。

同社の従業員は110人で、健康経営優良法人 2020年、2021年の2年連続で認定を受けている。

体調不良で寝込んだ翌年に「健康宣言」

――どのようなきっかけで健康経営を導入されることになったのですか。

西脇章社長「4年前、協会けんぽの講習会を受講し、健康経営事業を知りました。その当時、体調不良で寝込んだことがあったため、翌年に健康宣言を行い、健康経営の取り組みを始めました。最初に就業規則にメンタルヘルスやワークライフバランスに関わること、有給休暇の取得制度について行動指針を追記しました。そして、管理職層にまず研修を実施し、制度の周知を徹底いたしました。健康増進に関する就業規則の追記なので、ほぼ全社員が賛成して、取り組んでくれています」

――健康診断の取り組みに力を入れています。

西脇社長「健康診断は公共機関の食事の受注をしている関係で、全社員が当たり前に受診していました。受診率は当然100%を維持していました。さらに、有所見者(健康診断で異常が見つかった人)には保健師の指導のもと、2次健診の受診を推奨しており、現在は全員が受診してくれています。また、ガンの早期発見のために任意で費用の約20%(6000円)を一部個人負担としているNOA検査を実施しており、最悪のD判定が下った場合、会社負担で治療費約120万円程度負担し、安心して治療に専念できる環境を作っています」

――御社のもう一つの特長である福利厚生に、社員のみなさんは満足していますか。

西脇社長「はい。福利厚生制度は各種実施し、充実しており、社員はとても満足しているようです。たとえば、若い世代には奨学金返済支援制度を実施しています。また、さまざまな自己啓発事業について、費用の半分を補助したり、また資格取得制度により講習受講費用の半分も補助したりしています。さらに、まかない食として昼食はすべて会社負担とし、無料で提供しています。栄養価を考慮し、毎日新鮮な野菜中心でメニューが変わることで絶大な人気を誇っています。また、コロナ禍の感染症対策でマスク、手洗い、アルコール消毒は当たり前ですが、血圧測定も義務化しています。食をつかさどる業務上、塩分の取りすぎをチェックすることにも貢献しています」

社内研修の参加率が高いワケ!?

――社内研修も充実していますね。

西脇社長「毎年2回3月と7月の第3土曜日と月曜日に、定期的に社内研修センターで研修を実施しています。社内外から講師をお招きし、食事やメンタルヘルス、その他もろもろのテーマで研修会を実施しています。都合で聞けなかった社員向けにオンラインでも実施し、それを録って保存することで全社員が必ず視聴できるようにしています。なお、この研修会に参加すると、研修終了後、とれたて野菜を袋に詰め放題で持ち帰りが可能になるので、研修会の参加率は非常に高いです」

――御社のモットーをご紹介ください。

西脇社長「『心遣勝歩(真剣勝負の造語)で満足を!』です。相手を思いやる心から気遣いが生まれ、他人が面倒で邪魔な作業を率先垂範して行うことで相手から感謝されます。これが非常に大事なことで、食をテーマに仕事をしている関係で『手作りに勝る味はない』と思っています。愛情をスパイスにできることでお客様に満足感を持っていただけていると確信しています。なので、広告宣伝をほとんど行っていないのですが、口コミでどんどん販路が広がっているのを実感しています。これを継続するためにも社員の健康は非常に大事なので、健康経営はこれからもさまざまな場面で周知していきたいと思います」

【会社概要】
ハートスフードクリエーツ株式会社
代表取締役社長 西脇章(にしわき・あきら)
給食事業を幼稚園や保育園・支援学校に限定し、「安全で栄養のある食事で子どもたちに成長してほしい」をモットーに商品・サービスを提供。外食事業では、神戸市内や兵庫県内から仕入れた有機栽培野菜などを使ったヘルシーレストラン「神戸食堂はぁとす。」を神戸ハーバーランドで運営するほか、兵庫県庁でも県産食材を使った食堂を運営している。さらに、自社ブランドのスイーツ事業では2021年12月に神戸御影に「旬の音/TOKINONE」をオープン。焼きたてパイの専門店で旬の果物を使ったコンフィチュールや淡路島で採れる天然の日本はちみつなど、素材や手作りにこだわっている。
「自産自消」を目指し、2024年1月完成に向けて淡路島に自社農場の整備も進める。「安心安全な食の楽しみを提供したい」という思いで、これからも邁進していきたい。公式サイトはこちら

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