
日本対プエルトリコ 第2セット、得点を奪いガッツポーズする古賀紗理那(右)(撮影・横山健太)
<パリ五輪予選/女子W杯バレー:日本3-0プエルトリコ>◇プールB◇19日◇東京・代々木第1体育館
世界ランキング8位の日本が6大会連続オリンピック(五輪)出場へ開幕3連勝を飾った。
来夏のパリ五輪予選を兼ねるW杯第3戦で、同20位のプエルトリコに3-0のストレート勝ち。1992年バルセロナ五輪以来となる開幕1年前での出場権獲得へ前進した。3戦連続ストレート勝ちで、同じく3連勝のトルコ、ブラジルをセット率で上回りプールB首位に立った。
第2戦アルゼンチン戦では徹底マークに苦しんだ主将の古賀紗理那(27=NEC)は要所で得点を重ね、第2セットではセンターからの高速バックアタックも豪快に決めた。最多24得点を挙げた井上愛里沙(28)の攻撃をしやすいようにおとりの動きなどでの献身も光った。
得点はチーム2位の12得点。チームは第1セットは終盤に同点にされる展開も、第2セット以降に修正力を見せて、南米の強豪を退けた。試合後には、「スタートのところがちょっと苦しかったんですが、しっかり後半に修正してストレートで勝ちきることができてよかったです」と振り返った。
今大会は3つのプールで各8チームが総当たりで対戦し、上位2チームが五輪切符を手にする。9日間で7戦の短期決戦。日本は20日の世界ランキング16位のブルガリア戦以降も、世界ランキング1位のトルコ(23日)、同4位のブラジル(24日)との対戦が控える。「これから最後の4試合、とても苦しい展開になることは予想されるので、そういう苦しい展開の時ほどチームとして、組織として世界と戦えるように、もう1回しっかりチームとして準備していきたいなと思います」と見据えた。