なぜあの会社は「仲の悪い社員同士」を海外出張に送り出すのか?

なぜあの会社は「仲の悪い社員同士」を海外出張に送り出すのか?

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  • 更新日:2020/09/16
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できれば避けて通りたい修羅場ですが、思いも寄らない「利用法」もあるようです。「意中の人と仲良くなりたいときは修羅場を共有すべし」とするのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』著者の佐藤しょーおんさん。佐藤さんは今回、その納得の理由を論理的な筆致で解説しています。

修羅場を共有する

仕事でもプライベートでも、ある人との距離が詰まる、つまり深い仲になるには、切羽詰まった、二進も三進も行かないような、修羅場を経験する必要があるんですよ。最も分かりやすい例では、戦友という関係で、お互いが死ぬか生きるかという瀬戸際を、同じ場面で経験、共有している関係です。これはどちらかが裏切らなければ、死ぬまで関係が冷めることはありません。

これをビジネスで応用すると、意中の人と仲良くなれるんです。

この人と仲良くなりたいなと思ったら、その人と一緒に生きるか死ぬかの体験をすれば良いんです。2人で手を合わせて頑張らないと、この難局は乗り切れないぞ、おまけに乗り切れなかったら死んじゃうぞ、という状況を設定できたら、必ず仲良くなれるんです。

人間の好き嫌いなんてのは、状況という設定で如何様にも変化するモノなんですよ。そして余程の悪人でない限り、いつ、どんな状況でも「悪い人」、「イヤなヤツ」を演じられるわけがなくて、素のどこかには「良い人間」というこころを持っているのが人間です。それが修羅場では明らかになるんですね。そうしないと難局を乗り切れませんから。

あなたがピンチの時に、それを助けてくれた人には、自然に好意を持ってしまうわけですよ。修羅場って、それが両者で起こるわけで、そうやって命からがら危機を脱出したとなると、関係が深くならない理由はありませんよね。

聞いた話ですが、とある会社では海外の出張には、できるだけ仲の悪い社員を組み合わせるらしいんです。日本ではお互いにいがみ合っているのに、海外出張でミッションを与えると、どうしたってその2人で手を取り合って頑張るしかありませんから。そのミッションが困難であればあるほど、両者の仲は深まるわけで、帰国する時には無二の親友みたいになっているみたいですよ。

ということを、夫婦でもセッティングしなきゃならないんです。これが夫婦仲を良くさせる裏ワザです。できれば、結婚してすぐ、理想的には付き合いだしてすぐにこれをやるのです。

簡単なやり方としては、2人で途上国にバックパックを背負って旅に行くのが良いと思います。ああいう国ではトラブルが必ず起こりますから。荷物が盗まれるとか、ぼられるとか、ホールドアップの憂き目に遭うとか、日本では考えられない事態が起こるわけで、それをどうにかして2人で解決させる過程で、お互いの仲が深まっていくんです。

もちろんこういう時には、人間の素が出ますから、ここで自分だけ逃げ出すとか、相手を助けないみたいなことがあったら、その人はいくら外観が良くて、性格が良さそうでも、別れた方が良いと思います。修羅場ってそれくらい本人の裏側が見えちゃいますからね。たまにそういう人がいたりして、これはこれでありがたい経験だなと思うわけです。

そしてそんな修羅場では、お互いに腹の探り合いなんてやらずに、本音でガンガンぶつかるんですよ。これもまた仲良くなるためには必要なことです。上っ面のキレイごとで会話を終わらせるから、最後のところで相手を信じ切れないということが起こるんです。殴り合うことを覚悟して、相手にぶつかっていくから、相手も自分を曝け出すわけです。仲が深まるとは、お互いが相手のことを自分のことと同じレベルで理解している、という感覚がベースになっているんです。どちらかが奥歯にモノが詰まったような感覚でいたら、仲が深まるわけがないんです。

修羅場というのは、手抜きができない、自分を飾る余裕が無い状態のことですから、ここで見える本性が、相手の全てなのだとお互いが理解できる状況なんですね。そこでお互いを受け入れるから、離れがたい関係性になるんです。夫婦という関係では、この儀式が必要なんだと思いますよ。

image by:Shutterstock.com

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