
オンコートインタビューでのジョコビッチ : 画像提供 ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は25日、男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのA・ルブレフを6-1, 6-2, 6-4のストレートで破り、2年ぶり10度目のベスト4進出を果たした。試合後には「今日の試合は今年2番目にいい感じ」と語った。
全豪オープンで10度目の優勝を狙っているジョコビッチだが、前哨戦のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)の準決勝D・メドベージェフ戦で左脚のハムストリングスを痛め、今大会はテーピングを施して臨んでいる。
今大会、1回戦で世界ランク75位のR・カルバレス バエナ(スペイン)、2回戦で予選勝者で同191位のE・クアコー、3回戦で第27シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を破って4回戦に進出。ディミトロフ戦では前後左右に走らされて左脚に痛みを感じる場面や、無理して追わない場面もあった。しかし、A・デ ミノー(オーストラリア)との4回戦ではそれを感じさせず、ストレート勝ちをおさめて2年ぶり13度目の8強入りを決めた。
この日、ジョコビッチは14本のサービスエースを決めファーストサービスが入ったときに80パーセントの確率でポイントを獲得。1度もブレークを許さず、リターンゲームでは5度のブレークに成功し2時間3分で勝利。これによりジョコビッチは全豪オープン26連勝を記録し、大会最多記録である元世界ランク1位のA・アガシ(アメリカ)に並んだ。
ジョコビッチはオンコートインタビューで「彼(ルブレフ)は素晴らしい相手であり、素晴らしい選手。彼は強烈なフォアハンドを持ち、ツアーで速いプレーヤーの1人だよ。総括するなら、すべての重要なショット、重要な場面で、僕は最高のテニスをすることができた。だから、今夜はそれが一番うれしい」とコメント。
「今日の試合は今年2番目にいい感じ。ベストに近いパフォーマンスは4回戦だったよ。コートの後方からしっかりとしたプレーができているし、このコンディションでこのコートでプレーするのが本当に好きなんだ。僕にとっては、間違いなく最も特別なコートだよ」
勝利したジョコビッチは準決勝で世界ランク35位のT・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは同89位のB・シェルトン(アメリカ)を7-6(8-6), 6-3, 5-7, 6-4で下しての勝ち上がり。
