「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムヴィダール」レビュー金属のマテリアル感と、エフェクトパーツでメカアクションのロマンを表現

「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムヴィダール」レビュー金属のマテリアル感と、エフェクトパーツでメカアクションのロマンを表現

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  • 更新日:2021/01/13
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「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムヴィダール」

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2020年11月24日

価格:15,400円(税込)

ジャンル:アクションフィギュア

サイズ:全高:約150mm

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の第2期に登場したガンダム・フレームの機体、「ガンダムヴィダール」。「鉄血のオルフェンズ」に登場するモビルスーツは、従来のシリーズよりもシリンダーや内部フレームなど先進的なデザインとなっている。ビジュアルのインパクトに心奪われるとともに、一方で立体化ではどうなるのかと気になっていた。

その中でもシンプルかつスタイリッシュなデザイン、初登場でのインパクトで多くのファンを魅了した「ガンダムヴィダール」の立体化、それも「METAL ROBOT魂 <SIDE MS>」シリーズとあっては俄然見逃せない。そして、公開された紹介動画を見て奇妙な迫力が伝わってきた。「なんだこれは?」と筆者を購入に走らせた。「ROBOT魂」シリーズとは何かが違う。モニタ越しからありありと伝わってくる“何か”。恥ずかしながら、「METAL ROBOT魂 <SIDE MS>」シリーズは手にしたことも、直に見たことがなかった。カタログスペックを見れば、「METAL BUILD」」と「ROBOT魂」の中間的アイテムと想像していた。

しかし、それだけか? もしそうなら、スルー出来たはずだ。それができないということは、単純な足し算引き算のコレクションアイテムではないということだ。これは確かめる必要がある。

【METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムヴィダール】

そういうわけで「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムヴィダール」の魅力に迫っていく。

エッジのきいたシンプルなデザイン。ゆえに引き込まれる……

鉄血のオルフェンズでは「ガンダムバルバトス」をはじめとするガンダム・フレームの機体は、ソロモン72柱の悪魔の名を冠している。しかし、「ガンダム・ヴィダール」はパロットの仮面の男・ヴィダールの名を冠して、多くの謎に包まれた機体だった。初陣での戦闘では、機動力を活かした戦いを繰り広げ圧倒的な力を見せつけた。その後、疑似阿頼耶識「阿頼耶識 Type-E」による驚異的な機体性能を発揮し、「ガンダム・バルバトスルプスレクス」と交戦するなど印象的な活躍をした。

「阿頼耶識」とは「鉄血のオルフェンズ」における一種のブレインマシンインターフェースでハイレベルの操縦が可能である一方で、機体の情報量にパイロットの脳に大きな負荷をかけていた。「阿頼耶識 Type-E」はアニメ1期で登場したグレイズ・アインのパイロット、アイン・ダルトンの脳をベースとして、それを介することでその制限を受けず駆動が可能となった。そして、パイロットの正体ともに「ガンダムヴィダール」も一種の偽装機体という設定も魅力的。パイロットだけでなく、ガンダムもある意味“仮面”をつけていたとは。

今回紹介する「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムヴィダール」はそんな劇中のイメージを追求されており、各ギミックから彩色、可動、質感に至るまで極限まで立体に落とし込まれたアイテムだ。筆者は本商品がはじめての「METAL ROBOT魂 <SIDE MS>」で、届いたときはわくわくが止まらなかった。

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【パッケージ】

プレミアムバンダイ限定商品はモノクロデザインのものもあるが、本商品はカラーで高級感あるパッケージとなっている

パッケージは濃紺の色合いに、大きく脚部を振り上げる「ガンダムヴィダール」が印字されている。「阿頼耶識 Type-E」発動をイメージした眼光エフェクト、ダイキャスト使用の足部武装「ハンターエッジ」の金属の質感、そして振り上げた脚部の広い可動範囲を見た瞬間、「これはすごいアイテムが来た」と直感した。

そして、パッケージから取り出し中身を確認。2段式のブリスターから出すと、手首の付け替えパーツや武装、専用台座とかなりのボリュームが詰まっている。

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【内容物】

「ガンダムヴィダール」本体にバックパック、各種武装を装着すると劇中のイメージの再現度の高さ、そして、細かい彩色の違いとマーキングによるディテールは「METAL ROBOT魂 <SIDE MS>」のこだわりが伝わってくる。胴体や足回り、肩などに使用されているダイキャストで手に持った時の重量感と見た時の質感は格別な感動を覚えた。「ROBOT魂」シリーズと違う。これが「METAL ROBOT魂か」と。

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【METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムヴィダール】

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「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムヴィダール」紹介ページより引用。赤い部分がダイキャスト仕様になっており、ロボットフィギュアに求めていた重厚感がしっかりと備わっている

塗装には装甲などはマッドなカラーリングになっており、スラスターや脚部のノズルはセミグロス・メタリックが使用され、細かくそのパーツに最適な色彩が施されている。ダイキャストには電解メッキによる塗装が施され、マッドなカラーリングとのコントラストで光が映える演出となっている。また、細かいマーキングによってリアリティが際立っている。頭部の造形も劇中のイメージに近いものとなっている。

ダイキャスト使用と聞くと近いコレクションアイテムとして「METAL BUILD」シリーズが思い浮かぶ。「METAL BUILD」シリーズと違いを挙げるなら、やはりコンセプトによる色彩と造形表現の違いだ。「METAL BUILD」シリーズは「超合金の良さ」と「作品に応じたデザインアレンジ」がコンセプトしてあげられ、インナーフレームから外装に至るまで光沢感のある「超合金のよさ」と作中のデザインを踏襲しつつ、よりリアルなアレンジがを加えたデザインが強く出ている。これによってアニメや設定画よりも、より濃密で存在感のあるアイテムに昇華されている。

対して「METAL ROBOT魂 <SIDE MS>」シリーズは「超合金」シリーズと「ロボット魂」の両立となる金属感、重厚感をテーマに演出された彩色表現による「質感」と「可動」が掲げられている。その意味では「METAL BUILD」シリーズに近いニュアンスを持っているが、両シリーズではコンセプトのバランスが違うのではないかと、手にしたとき思った。「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムヴィダール」は剥き身のフレームにダイキャスト使用して存在感を出し、装甲はマットな仕上がりの彩色となっている。シリンダーや頑強なフレーム構造、そして重量感を演出するためには、やはりダイキャストの使用は最適だ。そして、マットな彩色は「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の世界観、雰囲気を手に取った時、あるいは見た瞬間に感じられる色合いと言える。物語の舞台が火星ともあり、その荒涼とした大地が思い浮かぶようなコントラスト。

機体だけでなく、世界観までも伝わってくる造形と彩色は「METAL ROBOT魂 <SIDE MS>」シリーズでなければ、おそらく表現しきれなかったはずだ。

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【塗装・マーキング】

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バックパックなしの背部は、細かいパイプパーツが走っているのがわかる

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吉田航平

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