衝撃4番デビュー!阪神・佐藤輝が逆転満塁弾「打ってチームが勝ったので一番最高」

衝撃4番デビュー!阪神・佐藤輝が逆転満塁弾「打ってチームが勝ったので一番最高」

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2021/05/02

(セ・リーグ、阪神7-3広島、7回戦、阪神5勝2敗、2日、甲子園)衝撃4番デビュー!! 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)が広島戦に初めて「4番・三塁」で出場し、1-3の五回に逆転満塁本塁打を放った。新人の4番デビュー戦アーチは球団史上初。自己最多の1試合5打点でチームを3連勝に導いた黄金ルーキーが、ゴールデンウイークに新たな伝説を作った。

■虎の第107代4番が試合を決めた

無観客の甲子園に、その名が響く。「4番・佐藤輝明」-。待っていたのは予想をはるかに上回る最高の結末だ。黄金ルーキーが大役デビュー戦でプロ初の逆転グランドスラム。虎の第107代4番は、自らのバットで試合を決めた。

「打って、チームが勝ったので一番最高。4番はチャンスで回ってくることが多いので、最高の結果を出すことができてよかった」

1-3で迎えた五回無死満塁の第3打席。左打者にとって不向きな浜風が吹くなか、“満塁男”が真価を発揮する。カウント2-2から5球目。低めに投じられた野村の129キロチェンジアップに泳がされながら、すくい上げた。浜風を切り裂く白球に右翼手・鈴木誠は早々に追うのを断念。スタンド中段に突き刺さる逆転の8号満塁弾で一気に試合をひっくり返した。

■掛布彷彿…大山休養でサード任された!

2017年の大山以来、阪神では史上10人目となる新人4番。その大山が疲労を考慮されて積極的休養をとったため、代役を任された。佐藤輝は「4番というのはチームの顔だと思う」と語る。同じく「4番・三塁」の左打者として活躍した掛布雅之らが座ってきた打順。重圧はもちろんあった。ただ、一人で背負う必要はない。チームには頼れる先輩がいた。

「前の打席(第2打席)で打ち取られた後にジェリー(サンズ)がアドバイスをしてくれた」

低めのチェンジアップを引っかけ、二ゴロに倒れた三回。ベンチに戻ったルーキーにS砲は声をかけた。「投手はピンチの場面で落ちる球を投げたいと思う。そういう球に対して逆方向を意識していれば、前で拾えるし、球も見送れる」。値千金の一発の裏にあった助っ人の金言。脇を固める存在がいたから、4番の場所でものびのびとプレーすることができた。

■満塁では打率・571で1本塁打9打点

佐藤輝は「意識して、前で拾って打つことができた。ジェリーに感謝です」と最敬礼。勢いに乗り、六回にも1死満塁から左前適時打を放って自己最多の1試合5打点をマークした。これで満塁では打率・571(7打数4安打)で1本塁打9打点。巨人・岡本(25打点)に次ぐリーグ2位の24打点とし、本塁打&打点はチーム2冠だ。プロ初の三塁守備も無難にこなし、今季先制されると7試合全敗だったジンクスも打破した。

■矢野監督「何か持っている」

矢野監督は「4番は体験入部、経験」としながら、「ファンの人の記憶に残ることやビックリするようなことが起こせるというのは、何か持っている」と“4番の才能”を認めた。チームは3連勝で2位・巨人とのゲーム差を3・5に広げた。

「信頼されている選手が4番だと思う。自分も与えられたところで頑張って、信頼される選手になっていきたい」

新たな伝説を作った佐藤輝が誓った。かりそめの4番でみせた大きな可能性。再びこの場所に座る日は、そう遠くないはずだ。(原田遼太郎)

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5回、満塁本塁打を放つ阪神・佐藤輝=甲子園球場(撮影・門井聡)

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