
福島テレビ
一気に約20センチの雪が積もった福島市では、除雪車も出動した。
2022年度、福島市は除雪に関わる予算を過去最大の8303万円と前年度の約3倍に増やして対応している。背景にあるのが昨シーズンの除雪対応を巡る反省だ。
福島市道路保全課・末永栄司課長:「やはり初動体制の遅れ、あるいは情報発信の不足とそういったものが課題として浮彫となったものですから、そういった教訓を活かして」
福島市は除雪作業が遅れないよう、凍結防止剤を道路に散布する車を3台から5台増やすなど体制を強化し、新たなマニュアルも作った。
今回の最強寒波にも万全の体制で備えるが、限界はある。
福島市道路保全課・末永栄司課長:「福島市の場合、3000キロを超える管理道路がございますので、それを福島市(行政)だけで除雪をするっていうのは限界がございます」
これまで以上に市民に協力してもらおうと、小型除雪機の貸し出しや融雪剤の配布に加えて、今シーズンからはスコップなどの貸し出しも始めた。
ただ、25日午後2時の時点で、市役所に融雪剤を受け取りに来た人や除雪用品の貸し出し予約は1件も入っていないため、福島市は活用を呼びかけている。
福島市道路保全課・末永栄司課長:「自助・公助・共助という考えのもとにやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」